西畑大吾、新庄役で飛躍の予感 『僕らは奇跡でできている』は“ものの見方”を教えてくれる
一輝(高橋一生)は、授業中に歯が痛いと訴える新庄(西畑大吾)を、育実(榮倉奈々)の歯科クリニックへと連れて行く。相変わらず“変わり者”だと見られていることに変わりはないが、少しずつ生徒たちとの距離も縮まってきているようだ。
10月30日に放送された火曜ドラマ『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系)第4話では、一輝が自身の受け持つ授業を突如休講に。とある山間でタクシーに揺られていた彼は、窓外にイノシシを見つける。イノシがいた畑の方へと向かった一輝だが、その畑で“芋泥棒”との疑いをかけられることになる……。
今回フォーカスされたのは、これまで一輝に少しばかり反抗的な態度を取っていた生徒・新庄。一輝を泥棒だと勘違いしたのは、まさかの群馬に住む彼の父親だったのだ。誤解はすぐに解けたようで、一輝は新庄家の生業である“こんにゃく作り”に興味津々。親から連絡を受けた新庄は、同級生である青山琴音(矢作穂香)らに押され、いつもの仲良し4人組で一路群馬の新庄家へと向かう。
新庄は、家業が群馬の田舎でこんにゃく作りをしていることに対し、コンプレックスを持っている。だが同時に、“田舎でのこんにゃく作りをダサいと思ってる自分が1番ダサい”ことを自覚してもいる。彼の心は、こんにゃくに魅了された一輝の熱弁によって、少しずつ解きほぐされていく。一輝の言葉とは、「こんにゃくだけ見ていると、偉大さに気づけない。存在感を消してこそ、その存在感を発揮できる」というものだ。たしかに、おでんも、すき焼きも、こんにゃくなくして成立しない。そして、複雑な工程や天候などによって左右されるこんにゃく作りを長年続けている、新庄の父を「すごい」と評したのだ。