『DTC』山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹が新井美羽を巡って張り合う 「キュンとしちゃった」

 9月29日、東京・丸の内ピカデリーで映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』の公開記念舞台挨拶が行われた。登壇したのは、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹、八木将康、天野浩成、笛木優子、新井美羽、廣瀬智紀、西川俊介、西村一輝、水野勝、田中俊介、守屋光治、井澤勇貴、立木文彦、平沼紀久監督の総勢16名だ。

 9月28日より3週間限定で公開されている本作は、『HiGH&LOW』シリーズのスピンオフ作品。ド派手なアクションを封印し、山王連合会のダン(山下)、テッツ(寛太)、チハル(大樹)の3人組(通称:DTC)が、バイク旅で出会った人々との温かな交流を描く“純情”ムービーとなっている。

 冒頭の挨拶時、過去作品ではナレーションとして参加し、今作でスナックのオーナー役に扮する立木が「Party Timeの始まりだ!」と声を上げると、壇上からも客席からも大歓声があがる。続いて公開を迎えた気持ちについて聞かれた山下は「それは寛太がバチーンと決めてくれますから」といきなりの無茶ぶり。寛太が「最高です! ありがとうございますっ!」と手を上げると、大樹は「寛太らしくていいですね」と納得の表情を見せた。

 以前からDTCをメインとした映画がやりたいと公言していたという山下は、「言霊となってこういう形になったので、僕ら3人としても、ノリさん(平沼監督)としても、心からうれしく思っています」と感謝。それでも「やっぱり一番かわいかったのは美羽ちゃん。たまらんですわ」と話すと、寛太は「デレデレじゃないですか」と大笑い。それでも「久々に会ったら、すげぇかわいいなと思って」と山下は終始、目尻を下げっぱなしだった。

 また縦笛兄弟を演じた八木が、劇中で「IIKOTO」を披露したシーンについて「天野さんが何回も間違えるから……」と不満を口にすると、天野は「ノリくんが、初めから最後まで通して撮るんですね。もうちょっとカットを割ってくれてもよかったのに」と矛先は監督へ。すると「アマやんは、そうやって撮ると顔が安心しちゃうから、緊張感を持たせるために」と、監督が見事に切り返し、会場は大爆笑だった。

 続いて役作りについて聞かれたSMGの廣瀬は、SMG4人の絡みを描いた本作のスピンオフのような脚本を監督が作ってくれたので、やりやすかったと明かす。さらに、「サプライズのシーンで、僕は舞台監督みたいな立ち位置で、LASSIE(西川)は案内人、HEIDI(西村)は音響。そういうまとまったチーム感……SMG、イエ~イ!」と、西川と西村に対して突然のハイタッチを強要。西川と西村は困惑した表情のまま手を合わせ、周囲からは「どんな流れ?」「全然まとまってなかった」と次々突っ込みの声が上がった。また大樹は(SMGが加入するWhite Rascalsのリーダーである)ROCKY(黒木啓司)から「SMGがお世話になるから、よろしく」と声をかけられたことを明かし、監督も黒木に「Party Timeって言わせていい?」と聞いたら「もちろん」と言ってくれたと振り返った。

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