シリーズ完結作『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』11月公開 過去作の特別アンコール上映も
『いつだってやめられる』シリーズ完結作『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』が11月16日に公開されることが決定し、ポスタービジュアルと予告編も公開された。
本作は、落ちこぼれインテリ教授たちが合法ドラッグの生成で人生の一発逆転を企てたイタリア発風刺コメディ『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』、あえなく刑務所で服役中の彼らが犯罪歴帳消しと引き換えにドラッグ取り締まりに大奮闘劇を繰り広げた『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』に続く、『いつだってやめられる 』シリーズの完結作。
ドラッグの生成の罪で刑務所に服役中の神経生物学者のピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は、合法ドラッグの製造者を探る中で、ある男が神経ガスによるテロを引き起こす可能性があると突き止める。ピエトロはテロによる大量殺人を未然に阻止すべく方々に収容されているかつての合法ドラッグ製造仲間、落ちこぼれインテリたちを再び集め、脱獄を企て行動に出る。果たして彼らは仕組まれたテロを未然に防ぐことができるのか。
一癖も二癖もある彼らを取りまとめるリーダー、ピエトロと向かい合うのは、イタリアが誇る名優ルイジ・ロ・カーショ演じる謎の男ヴァルテル。前作に登場し、彼らの行く手を阻んできたその目的や過去がついに明らかになる。メガホンを取るのは、本シリーズで一躍脚光を浴びたシドニー・シビリア監督。前作の日本公開時に来日した彼は「このシリーズは1作目の成功を経てから2、3作目をまとめて撮影したんだ。3作品を通して時系列が入れ替わっていたり、入れ子構造のように別の視点で描かれていたりする。イタリアで3部作はとても珍しい試みだったけどシリーズを通して観るとより楽しめるはず。1作目はイタリアン・コメディ、2作目はアクション、3作目は…秘密!(笑) 観てからのお楽しみ!」とコメント。公開されたポスタービジュアルは、ピエトロとロ・カーショが真正面から対峙し、囚人服を着たピエトロの仲間たちも写し出されている。
今回公開された予告編では、ピエトロがヴァルテルのテロの可能性に気づき、かつての仲間たちと脱獄計画を練るさまや、ヴァルテルが銃を構えるシリアスなシーンも確認できる。
また本作は、現在改修工事中のBunkamura ル・シネマのオープン作品でもあり、第1作、第2作目の特別アンコール上映も決定。シリーズ3作品をまとめて観られる機会となっている。
■公開情報
『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』
11月16日(金)Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー
出演:エドアルド・レオ、ルイジ・ロ・カーショ、ステファノ・フレージ、リベロ・デ・リエンツォ、グレタ・スカラーノ、ヴァレリア・ソラリーノ
監督・原案・脚本:シドニー・シビリア
配給:シンカ
特別協力:イタリア文化会館
原題:Smetto quando voglio-Ad honorem
2017年/イタリア/イタリア語/102 分/シネスコ/カラー/字幕翻訳:山田香苗
(c)2017 groenlandia s.r.l. / fandango s.p.a.
公式サイト:http://www.synca.jp/itsudatte