まさに美の競演 クライマックスの『高嶺の花』石原さとみ×香里奈が恋のライバル関係に?

 もも(石原さとみ)が妹・なな(芳根京子)に月島流次期家元の座を奪われた『高嶺の花』(日本テレビ系)。9月5日放送の第9話では、龍一(千葉雄大)と兵馬(大貫勇輔)による京都神宮流の次期家元を賭けた“俎上”が行われ、さらにももは市松(小日向文世)の実の子供ではないことを知らされる。

 最終回直前となった第9話では、各キャラクターの物語が満遍なく進んでいった。票固めを行っていたのにも関わらず、圧倒的才能を持つ兵馬に龍一が完敗。市松と血が繋がっていないことを知り、月島家を出たもも。実の父であることをももに告白し、ももから突き放された高井(升毅)。さらにななは、裏切ったはずの龍一の元に戻り、彼を優しく抱きしめた。

 直人と離れ離れになってから、月島家にまつわる人々の泥沼劇が描かれてきた本作。初期に謳われた“恋愛エンターテインメント”から離れたため、ラスボスとなるのは市松かと思っていたが、第7話よりレギュラー出演した香里奈演じる千秋が、実はももの親友で、大病院のお嬢様の脳外科医であることが明かされた。

 2009年の『ラブシャッフル』(TBS系)以来の野島作品参加となる香里奈。全2話の深夜ドラマ『アイ~私と彼女と人工知能~』(フジテレビ)以来約10か月ぶりのドラマ出演を果たした彼女が今回務めた千秋役には、正直言うと少し物足りなさを感じてしまった。第8話までのメガネ姿には、彼女のハンサムさが活かされておらず、あまりにも地味だったからだ。

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