石原さとみと直接対決へ 『高嶺の花』血まみれの芳根京子が魅せるダークサイドへの覚醒

 もも(石原さとみ)と直人(峯田和伸)の格差恋愛は結婚が破綻になった第6話で一旦終止符が打たれ、8月22日に放送された『高嶺の花』第7話は、これまでサイドストーリーとして描かれてきたキャラクターたちの物語が浮き彫りになった。

 その中でも、やはり衝撃的だったのは、ももの妹・なな役の芳根京子の覚醒だ。現在21歳となる彼女は、2017年の映画『心が叫びたがってるんだ。』『わさび』以来制服を脱ぎ去り、今年に入って演技の新たな境地を切り拓いている。

 1月期に放送されたドラマ『海月姫』(フジテレビ系)では、海月オタクを演じ、コメディエンヌとしての才能を開花。『ボス・ベイビー』では吹き替え声優に初挑戦。そして、9月に公開される『累-かさね-』では容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきた少女・累に扮し、予告編では大絶叫する姿を見せている。今や、芳根はかつて抱えていた“清純派”のイメージを脱却し、実力派女優としての道を着実に歩んでいるのだ。

 そして今回の『高嶺の花』では、ももと次期家元の座を争う妹役。これまで姉の影に隠れて大人しい人生を歩んできたななは、龍一(千葉雄大)に心を奪われたことにより、徐々に自我を芽生えさせていく。

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