鈴木福やココリコ 田中直樹がドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン ただいま』にコメント
8月25日公開の映画『皇帝ペンギン ただいま』に、各界の著名人がコメントを寄せた。
本作は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』(05)の続編。撮影に最新鋭のデジタル4Kカメラとドローンを導入、南極海で史上初となる水深100メートルの水中撮影も行い、狩りをする皇帝ペンギンの雄姿と、氷海下に生息する多様な生物の撮影を行っている。また、子供の羽毛に覆われている若いペンギンたちの初めての旅にも密着し、厳しい自然の中で一生懸命に生きる彼らの姿と親子の絆を描き出している。
今回本作にコメントを寄せたのは、鈴木福や、ココリコ 田中直樹、漫画家の新木南生や高梨みどり、写真家の鎌倉文也、動物研究家のパンク町田など。公開に先駆けて本作を鑑賞しての感想をぞれぞれ綴っている。
コメント一覧
鈴木福(俳優)
子供だけで旅をして大人になるというのは僕たち人間では考えられないので驚きました!
ペンギンの雛たちが天敵や厳しい寒さから身を守り、やったことのない事に挑戦する姿に感動しました。
思わず「ガンバレ!」と声を出しそうになりました(笑)
美しい映画です!!」
田中直樹(お笑い芸人・ココリコ)
コウテイペンギンが「皇帝ペンギン」であるということを美しい映像が教えてくれます。
パンク町田(動物研究家)
冷え〜、寒い!凍るー!極寒南極のペンギンたち。
でもパパとママの二段腹は暖かそうですねー!
卵から孵ったフッワフワの雛たちもパパの二段腹で一休み。
地表は−40度。獲物を求めて水深600m!
ペンギンの体には不思議がいっぱいだー!
鎌倉文也(写真家)
あの不思議で神秘的に美しいブルーグレーの氷の世界。
まるで夢を見ているようだった皇帝ペンギンとの幸せな時間、体験がよみがえりました。
宇宙で一番愛らしいヒナに、また会いたい気持ちでいっぱいです。
高梨みどり(漫画家「海獣さん」)
南極なのに温かい!情熱、信頼、忍耐、永訣。
生命力溢れる家族に感泣した。
これはペンギン達の最も美しい瞬間を切り撮った映画だ。
新木南生(漫画家「ペンギン日和」)
幼い皇帝ペンギンのヒナは、どうして海を目指すのだろう。泳ぎ方も知らないのに。
過酷な環境の中一筋のか細い糸のように命をつなぎ何かに導かれ、何世代も旅をしてきたペンギン達の記録。
生きることは厳しくて切なくて、でもだからこそとても綺麗で。
一瞬一瞬が儚い奇跡のようにとても美しい作品です。
夏目靫子(漫画家・「おこしやす、ちとせちゃん」)
体毛一本一本の生え方や向き、呼吸によってふくらむ胸の形…
生きている皇帝ペンギンの細部をありのままに映しています。
ペンギンをモチーフに何かを作っている、作ろうとしている方は見るべき映画です。
自分が「どういう生き物を描こうとしているのか」を強く考えさせてくれるのです。
♪鳥くん(永井真人)
とリース!夏にぴったりの涼しい映画。
厳しい環境で生きる皇帝ペンギンの子育てを通して、自然の美しさ、素晴らしさを、
ナレーションを抑え、できるだけ映像で見せてくれるバードレナリンどばどバードな、生命の物語。
こんなすてきな映画を作ってくれてありがとリース。
笹森映里(第57次日本南極地域観測隊)
皇帝ペンギンたちの声、そして彼らが海の中を泳ぐ姿はなんとも美しく、忘れることができない。
あの空の色、張り詰めた空気、そしてそこで生きるものたちとそれらを育む豊かな海。
この上なく美しい尊い自然。もう手遅れだなんて思わない。
この先もずっとずっと彼らが生きていけることを願っている。
長崎ペンギン水族館 玉田亮太(飼育展示課/ペンギン担当)
フワフワな棉羽に覆われたヒナを天敵から守る親の愛情、氷海下を飛ぶように泳ぐ姿など、南極の厳しい自然の中で、懸命に生きる姿と親子の絆を描いた感動の作品です。
天王寺動物園(飼育スタッフ) 藤本哲紀
飼育の現場とは違い、産卵後20秒という短い時間が生死を分ける自然界での厳しさ。
子孫を残す為の厳しい戦いや試練に胸が打たれました。
神戸市立須磨海浜水族園 石田登己(飼育教育部 海獣飼育課 海獣チーム)
コウテイペンギンの綺麗で優雅な容姿やほのぼのしたヨチヨチ歩きのイメージからは想像がつかない過酷な環境での子育てが鮮明に描かれています。また、可愛らしいヒナの映像は言うまでもなく必見です。
サンシャイン水族館 長塚信幸(飼育スタッフ)
コウテイペンギンのいのち、数十秒で卵の受け渡しを終えないと絶たれてしまうなんて。多くの奇跡に恵まれて初めてめぐり合うことができるいのちってすごいなあ。人間だってそう。いじめたり戦争したりしてちゃカミサマに申し訳ない。まぶしくきらめくいのちだもの、互いに敬いましょうよ。
天王寺動物園(飼育スタッフ) 西村慶太
見たことのない視点から撮影された貴重な映像に目を奪われました。
名古屋港水族館 栗田正徳(飼育展示部長)
コウテイペンギンを担当できるのは、飼育係にとって誉れである。このペンギンは他のどのペンギンとも違う。美しく、力強く、鷹揚である。彼らが営巣地に毎年「ただいま」と帰ってこられる環境を残したい、と改めて思った。
千葉市動物公園 濱田昌平(元ペンギン飼育担当)
オープニングのオスの帰還シーンが印象的でした。
映像がとってもきれいで前作より水中のシーンが格段にいいですよ。
コロニーでの場面はまるで自分がその場にいるような感じでした。
■公開情報
『皇帝ペンギン ただいま』
8月25日(土)公開
監督:リュック・ジャケ
日本語版ナレーション:草刈正雄
フランス語ナレーション:ランベール・ウィルソン
製作:イヴ・ダロンド、クリストフ・リウー、エマニュエル・プリウー
共同プロデューサー:ローラン・ボジャール、ピエール=エマニュエル・フルランタン、ヴァンサン・ドゥマルト
撮影:ジェローム・ブヴィエ、ヤニック・ジャンティ、リュック・ジャケ、ローラン・シャレー、ジェローム・メゾン
編集:シャルレーヌ・グラヴェル
音楽:シリル・オーフォール
原題:L’empereur
提供:ハピネット、ユナイテッド・シネマ
配給:ハピネット
配給協力:ユナイテッド・シネマ
宣伝:ミラクルヴォイス
日本語字幕:佐藤南
協力:上田一生、サンマーク出版
後援:山階鳥類研究所、WWFジャパン、国際自然保護連合日本委員会、日本自然保護協会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
推薦:日本動物園水族館協会
2017年/フランス/仏語/カラー/ビスタ/85分
(c)BONNE PIOCHE CINEMA - PAPRIKA FILMS - 2016 - Photo: (c)Daisy Gilardini
公式サイト:penguin-tadaima.com