小松菜奈×門脇麦W主演の音楽ロードムービー　塩田明彦監督最新作『さよならくちびる』製作決定

　塩田明彦監督の新作映画『さよならくちびる』の製作・公開が決まり、小松菜奈、門脇麦、成田凌の出演が発表された。

　本作は、『どろろ』『抱きしめたい ―真実の物語―』塩田明彦監督が自らのオリジナル脚本をベースに、キャリア初の“音楽映画”に挑戦したロードムービー。インディーズの音楽シーンでにわかに話題になっただけの2人組女性バンド“ハルレオ”。お互いそれぞれの道に歩み出すため解散を決めたレオとハルは、バンドのサポートをする“ローディ”の志摩とともに、解散ツアーとして全国を巡ることに。しかし、レオは志摩に恋を、志摩はハルに思いを寄せ、そしてハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた。複雑な思いを抱えながら、各地でステージを重ねる彼らの青春と恋愛のリアルを描き出す。

　主演を務めるのは、レオを演じる小松と、ハルを演じる門脇。小松と門脇が、W主演にして初の本格的な共演を果たす。そして志摩役には成田が決定。3人とも塩田監督作品へは初出演となる。

　函館、大阪、新潟ほか、全国各地にて主に今夏を中心にロケを実施する予定の本作。全編の衣装を担当するのは、『溺れるナイフなど数々の話題映画や広告のスタイリングを手がける伊賀大介に決定。劇場公開は2019年初夏を予定している。

コメント一覧

小松菜奈

不器用ながらももがいて自分の居場所をみつけようとしてる、そんなレオの人間臭いところにとても惹かれました。
今回の撮影では自分が今まで経験したことのないことにも挑戦したり、不安は大きいですが私もレオのようにぶつかりながら作品の中で何かを見つけられるといいなと思います。
そしてお二人とも初共演なので、門脇麦ちゃん（ハル）と成田凌さん（志摩）と監督やスタッフさん皆さんと切磋琢磨しながら一瞬一瞬を大事にしていきたいと思います。
色々な場所でみんなと楽しく旅してきます。

門脇麦

映画に興味を持ち始めた10代の頃から憧れだった塩田監督、個人的にずっと前から大好きな菜奈ちゃん、3度目ということもありとても信頼感のある成田くん、そんな方達と作品を創れるなんて楽しみでしかありません。
まだ詳しいことは言えませんが音楽映画ということで、劇中で流れる音楽、とってもとっても素敵です。撮影期間中、私は何度もこの音楽たちに救われるのだろうと思います。
良い作品になるよう全力を尽くします。

成田凌

塩田明彦監督の、新作、そして、オリジナル作品、この作品に関われること、すごく嬉しく思います。
ハルレオ、門脇麦さん小松菜奈さん。
いい作品ができることは間違いないです。
お楽しみに。

塩田明彦監督

日本映画の最前線を美しく、軽やかに疾走する小松菜奈さん、門脇麦さんと映画を撮るチャンスを頂いたとき、最初に脳裏に浮かんだのが“くちびる”という言葉でした。お二人の、あの美しいくちびるとくちびるの間からひとつの言葉、ひとつのメロディが生まれ、音楽として響く。そこに成田凌さんという、なんとも柔らかな魅力をもった青年が絡んで、音楽はさらに重層化していく。抽象的ですが、そんな映画をいま、彼らと力を合わせ、創り上げようとしております。多くのメロディが早くも産声を上げつつあります。どうぞご期待下さい！

■公開情報
『さよならくちびる』
2019年初夏、全国ロードショー
出演：小松菜奈、門脇麦、成田凌
監督：塩田明彦
配給：ギャガ
制作プロダクション：マッチポイント
(c)2019「さよならくちびる」製作委員会