田中圭×林遣都が流した“幸せの涙” 『おっさんずラブ』最終回は最高潮の展開に

 牧(林遣都)が家を出て行った1年後、春田(田中圭)の家で同棲していたのは、ヒロイン・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)という衝撃的なエンディングで終わった『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)第6話。最終回「HAPPY HAPPY WEDDING!?」の予告には、黒澤が春田に結婚指輪を持ってプロポーズするシーンがあり、果たして春田が誰と愛の形を見つけたのか、この1週間ファンの熱が冷めることはなかった。

 第6話では、Twitterの世界トレンド1位に「#おっさんずラブ」がランクイン。韓国、台湾、香港の各配信プラットフォームで、今クールにおける日本ドラマの視聴数ナンバーワンを記録するなど、アジア圏を巻き込む人気となった『おっさんずラブ』は、最終回でも再びTwitterの世界トレンド1位をマークし、最高潮の盛り上がりの中でラストを迎えた。

 バージンロードを歩く春田と黒澤。春田は黒澤のプロポーズを受け止め、誓いのキスを目前にするが、脳裏に浮かぶのは牧と過ごした思い出の日々だった。「本気じゃないキスをされても俺は嬉しくない」「何年お前の上司をやってると思ってるんだ」。あと一歩のところに、愛する人との幸せが待っている。黒澤は気付かないフリをすれば、そのまま春田と幸せになれたのかもしれない。けれど、黒澤の見せたつよがり、「披露宴はキャンセルしたから」という優しい嘘は、上司として、そして恋人として愛する人の本当の幸せを望んだ結果だった。

 嗚咽と涙、汗でぐちゃぐちゃになりながら、牧の元に走る春田。「俺さ! 俺、牧が好きだーー!」。反対車線の歩道にいる牧へ、大声で叫ぶ春田に恥じらいは一切ない。「俺といたら春田さんは幸せになれませんよ」。牧は、いつも世間の目を気にしながら、春田が幸せの道を選択できるように、自身の気持ちを必死に沈めて生きてきた。第6話で、牧が春田の家を出て行くときに流したのは悲しみの涙。結局、幸せじゃない。一緒にいても苦しいことばかり。好きじゃない。牧の口から溢れ出る言葉は全て、春田の幸せを願うあまりの、優しすぎる選択だった。けれど、もう違う。愛する人が目の前で手を広げて待っている。

「俺は、お前とずっと一緒にいたい。だから、俺と結婚してください!」
「ただいま」「おかえり」

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