松雪泰子、溢れ出す母親としての愛 『半分、青い。』いよいよ東京編へ

松雪泰子、溢れ出す母親としての愛

 晴が鈴愛に見たものは、夢見る力と憧れる力。反対していた漫画の世界も、競争の世界ではなく、夢の世界だと理解できた。「鈴愛の夢はお母ちゃんの夢や。娘が夢を持つことはうれしい」。どれだけ晴が鈴愛のことを思ってきたか、そのすべてが鈴愛の涙ぐんだ表情に表れていた。

 第6週「叫びたい!」では、いよいよ鈴愛が東京へと羽ばたいていく。メインの舞台も岐阜から東京へ移り、登場キャラクターも入れ替わっていく。付かず離れずだった鈴愛と晴が共演するのもしばらくお預け。公式サイトでは、晴を演じる松雪泰子のインタビューが公開されており、「たまに顔を合わせるシーンでは、鈴愛にも芽郁ちゃんにも『お母ちゃんがついているから大丈夫』と感じてもらえるような存在でいたいですね」と、役柄を超えた母親にも似た愛情が松雪の中にあることが語られている。そんな松雪は、晴として鈴愛を東京へとどのような表情で送り出すのだろうか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一/佐藤健、原田知世、谷原章介/余貴美子、風吹ジュン、中村雅俊/豊川悦司、井川遥、清野菜名、志尊淳、中村倫也、古畑星夏
制作統括:勝田夏子
プロデューサー:松園武大
演出:田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる