対立するイ・ビョンホンとキム・ユンソクの姿が 『天命の城』予告編&ポスタービジュアル

 6月22日に公開されるイ・ビョンホン×キム・ユンソクW主演映画『天命の城』より、ポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、『トガニ 幼き瞳の告発』『怪しい彼女』のファン・ドンヒョク監督初の時代劇。舞台は1636年、丙子の役。朝鮮国王・仁祖は江華島に逃げようとするが、既に攻めてきていた清の大群によって完全に包囲されてしまう。僅かな兵力と食料しかない孤立無援の状況下で、一国の存亡をかけて激しく対立する男たちの47日間の闘いを描く。

 王と民が生き延びることを第一に考え、清との和平交渉を主張する吏曹大臣チェ・ミョンギルを、『王になった男』『エターナル』のイ・ビョンホン、大儀と名誉を重んじ、最後まで戦うことを主張する礼曹大臣キム・サンホンを、『チェイサー』『哀しき獣』のキム・ユンソクがそれぞれ演じる。そのほか、2人の大臣の対立の中で決断を迫られる朝鮮国王・仁祖役で『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』のパク・ヘイル、山城の鍛冶屋役で『マルティニークからの祈り』のコ・スらがキャストに名を連ねた。

 公開された予告編では、2人の大臣の対立を中心に、決断を迫られる朝鮮国王、兵士や子供、それぞれの登場人物たちの真剣な表情が映し出されている。坂本龍一が手掛けた映画音楽の中で臨場感あふれる映像美が堪能できる映像に仕上がった。あわせて公開されたビジュアルには、「生きる道は、心を捨てることなのかーー」というキャッチコピーとともに、重苦しい表情をした2人の大臣の横顔が切り取られている。

『天命の城』予告編

 ドンヒョク監督は原作を読み、「まるで詩のようにも感じさせる2人の論議と言葉が素晴らしく、十分に映画のセリフで活かしたかった。とても美しく哲学的な言葉の数々が、互いにぶつかり合いながら出るエネルギーと哀しみがこの映画の一番大きな見どころであると思う」と映画に込めた思いを綴っている。撮影では、手先も凍る厳しい寒さと風景をリアルに再現するため、平昌にオープンセットを作り、11月から5か月間にも及ぶオールロケを敢行したという。

■公開情報
『天命の城』
6月22日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
出演:イ・ビョンホン、キム・ユンソク、パク・ヘイル、コ・ス
監督:ファン・ドンヒョク
音楽:坂本龍一
提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
2017年/韓国映画/139分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:根本理恵
(c)2017 CJ E&M CORPORATION, SIREN PICTURES  ALL RIGHTS RESERVED

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