倉科カナが主演、共演に市原隼人、立川談春、原田知世ら 宅間孝行監督作『あいあい傘』10月公開へ

倉科カナ主演映画『あいあい傘』10月公開

 女優の倉科カナが、宅間孝行が監督・脚本を務める映画『あいあい傘』で主演を務めることが決定した。

 本作は、宅間が主演・脚本・演出を務めた、東京セレソンデラックスが2007年に上演した同名舞台を、宅間自ら監督・脚本を務め映画化したもの。運命に翻弄され、25年間会いたくても会えなかった娘“さつき”と父“六郎”の親子の再会を描く。

 父・六郎をようやく探し出し、連れて帰ることを胸に秘めて恋園町にやってきた高島さつきだったが、彼女の想いを裏切るように、六郎は苗字を変え、自分の知らない家族と新しい生活を営んでいた……。しかし、離れ離れだった25年間の六郎の暮らし、そして真実の想いを知ったとき、長い間忘れていた感情がさつきに甦る……。

 25年前に失踪した父親を探して恋園町にやってくる主人公・高島さつき役で倉科が主演を務める。NHKの連続テレビ小説「ウエルかめ」のヒロイン以来、人気ドラマシリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系)や映画『3月のライオン』などでさまざまな役柄を演じてきた倉科だが、30歳になった今年、満を持しての主演映画で、25年間会えなかった父と再会を果たすという難しい役どころに挑む。

(左上から時計回りに)入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、トミーズ雅、大和田獏、金田明夫、永井大、布川隼汰

 さらに共演者として、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、布川隼汰、永井大、金田明夫、大和田獏、トミーズ雅、立川談春、原田知世の出演も決定。市原は、まっすぐな熱血漢だが涙もろくて情に厚いテキ屋・雨宮清太郎を演じる。さつきの想いを知り、六郎との25年ぶりの再会に一肌脱ぐという役どころだ。さつきの父親で、25年前に忽然と姿を消し、現在は恋園町で新しい家族と暮らす東雲六郎に扮するのは、落語家の談春。内に秘めたさつきへの想いと新しい家族への想いの間で揺れる父親役に挑む。

 死を決意した若かりし六郎を救い、家族として妻として25年間寄り添ってきた恋園庵の女将・松岡玉枝を原田が演じる。なお、原田の映画出演は『ペコロスの母に会いに行く』以来、5年ぶりとなる。

 AKB48の入山は玉枝の娘・松岡麻衣子役、高橋は清太郎のテキ屋仲間・福田日出子役、やべは竹内力也役、トミーズ雅は清太郎と長年親交を持ち、さつきと六郎の再会に重要な役割を担う車海老貫一役、永井は清太郎の亡くなった父親・雨宮虎蔵役、布川は六郎が経営する学習塾の講師・船田知之役をそれぞれ演じる。

 なお、公開は10月に決まっており、主演の倉科からはコメントも寄せられている。

倉科カナ(主人公・高島さつき役)コメント

この作品のお話を頂いて、台本を手にして読んだ時に、自然と涙が湧き出てきました。
主人公のさつきは、幼い頃に別れたお父さんに25年ぶりに会いに行きます。
突然の父との別れから彼女の心にはいつもどこかに穴が存在していたのではないでしょうか。
いま何処にいてどうしているのか…という想いをいつも抱え、時間が経っても埋まらない穴を埋めるために、父に会いに行く決心をしたんでしょうね。
撮影で私がさつきとして過ごしている間、ただ「お父さんに会いに行く」という素直な気持ちだけをもって演じることが出来ました。
さつきは、ちょっと勝ち気で、頑張り屋さんで、やさしい女の子。そのさつきの素直な気持ちを皆さんに届けられたらと思います。
この作品が、家族や大切な人をいま一度想うきっかけになれたら嬉しいです。
突然の出来事で日常が変わってしまう事もあります。
変わらないで過ごせる事への幸せと、大切な人が身近にいて、その想いを伝えることが出来るということがこんなに尊いことなんだと改めて気づかせてくれた、素敵な作品。
皆様にも是非、観ていただけたらと思います。

■公開情報
『あいあい傘』
10月、全国ロードショー
出演:倉科カナ、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、布川隼汰、永井大、金田明夫、大和田獏、トミーズ雅、立川談春、原田知世
監督・脚本:宅間孝行
配給:S・D・P
(c)2018映画「あいあい傘」製作委員会
公式サイト:aiai-gasa.com
Twitter:@aiaigasamovie
Facebook:aiaigasamovie

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