佐藤健×高橋一生×大友啓史監督、川村元気原作『億男』映画化 共演に藤原竜也や沢尻エリカら

 佐藤健と高橋一生が共演する映画『億男』が、10月19日に公開されることが決定した。

川村元気著『億男』文春文庫刊(3月9日発売)

 本作は、2015年の本屋大賞にノミネートされた、累計発行部数56万部超えの川村元気の同名小説を映画化したもの。兄が3,000万円の借金を残して失踪して以来、夜もパン工場で働きながら借金を返済している図書館司書の一男は、妻・万佐子と娘・まどかに家を出て行かれるなど踏んだり蹴ったりの人生を送っていたが、突然、当選金額3億円の宝くじが当たる。しかし、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているというネット記事を読み、怖くなった一男は、学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九にアドバイスを求めることに。久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円とともに九十九は姿を消していた……。

 監督を務めるのは、『るろうに剣心』シリーズ、『3月のライオン』の大友啓史。『ドラゴンクエスト』シリーズ開発などで知られる渡部辰城が、本作で初の映画脚本を担当する。

 主人公の不運な男・一男を演じるのは、映画『るろうに剣心』シリーズで主演を務め、大友監督と3作にわたってタッグを組んでいる佐藤健。一男の大学時代の親友の億万長者で、一男の3億円とともに忽然と姿を消す謎多き男・九十九役を、大友監督tは『3月のライオン』以来のタッグとなる高橋一生が務める。そのほか、藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザが共演に名を連ねている。

 佐藤と高橋は今年年始にモロッコでのロケを終えており、3月中旬から5月中旬にかけて、国内での撮影に入る予定だ。佐藤、高橋、大友監督からは以下のコメントが寄せられている。

佐藤健(一男役)コメント

主人公の一男は、どん底の借金生活から一転、宝くじで3億円が当たったことをきっかけに、様々な“お金のスペシャリストたち”と出会い、話を聞き、葛藤しながら、正しいお金の使い方を模索していきます。お金に関しての目から鱗が落ちるような台詞の数々に、僕自身も一男と共に、お金というものに対して人生で初めてこんなにも考えを巡らせました。すでに年始にモロッコでのロケを終えまして、相変わらずの大友組のスケールの大きさと一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいておりますが、なんとか食らいついていきたいと思います。曲者揃いの″お金のスペシャリストたち″のキャスティングにもご期待ください。

高橋一生(九十九役)コメント

お金があれば幸せなのか、お金がなくとも幸せなのか
世界には多くの人がいて、人の数だけ正解があるように感じます。
この度参加させていただきます『億男』の劇中にも、それぞれに答えを求める人間が出てきます。
全てを手に入れられるのに全てを諦めているような
導きの神のようで、迷える子羊のような
九十九という魅力的な人間をこの大友組で作れること、幸せです。
共演者の方々、携わるスタッフの方々と共に、お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思います。

大友啓史監督コメント

『龍馬伝』から『るろうに剣心』三部作と、濃密な時間を一緒に走ってきた佐藤健君と四年ぶりの現場。しかも、初めての現代劇。既に終えたモロッコ撮影では、お金に振り回される等身大の青年・一男を、ニュートラルに魅力的に演じてくれています。『3月のライオン』に続いての高橋一生さん、今回の九十九役は、彼の豊潤な引出しの中から、贅沢に、そして多面的にその魅力を引っ張り出す絶好の役だと思います。お金をめぐる「地獄めぐり」のストーリーに相応しく、一筋縄ではいかない役者たちが揃いました。主人公一男の冒険、僕自身が誰よりも楽しみにしています。ご期待ください。

■公開情報
『億男』
10月19日(金)全国東宝系にてロードショー
原作:『億男』川村元気
監督:大友啓史
脚本:渡部辰城、大友啓史
出演:佐藤健、高橋一生、藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザほか
製作プロダクション:東宝映画
配給: 東宝
(c)映画「億男」製作委員会
公式サイト:http://okuotoko-movie.jp

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