『海月姫』内田理央に聞いた、体当たりで“まやや”に挑めた理由 「バレないからこそ、ブッ飛べる」
日常生活にも“まやや”が…
ーーInstagramのストーリーズに「まややは基本叫んでるので、喉が枯れます」と投稿されていましたが、やはり“叫び”には苦労しましたか?
内田:「めっちゃ叫んでる!」みたいなシーンが続くときは、マネージャーさんにのど飴を持っててもらって、舐めていました(笑)。まややは“尼〜ず”の中で一番動きがあって感情豊かで、嵐を呼ぶ役柄なので、とにかく騒がしい人にすることを意識しました(笑)。動きを止めずに、声もずっと張っていたりとか。アドリブもたくさん入れました。監督からは大まかな指示があるんですけど、基本的に「自由にしてください」と言われているので、自分の殻を破っていろいろ試そうと思って挑戦しています。
ーーそれって、自宅とかで研究していたり?
内田:それが、家で決めてやると意外とできなくなるので、現場に行って合わせています。最初は家で「ぬお〜」って練習していたのですが、疲れちゃって(笑)。今は小声で練習しています。
ーー日常生活に“まやや”が影響している瞬間はありますか?
内田:普通に喋っていても“まやや語”みたいなのが出てきてしまいます(笑)。「御意」とか!(笑)。メールで「やもしれぬ」とかも送ったりします。戦国っぽい言葉が出ちゃうことはありますね。
ーー乗り移ってきちゃってるんですね(笑)。
内田:この間も、雑誌のオシャレな撮影で、壁か何かにぶつかってしまって、そのとき「ぬおっ!」って言ってしまって、「やばい! (まややが)出てる! 出てる!」って言われました(笑)。
ーー内田さんはオタク気質だったり、中学の頃引きこもっていた過去を持っていたりするそうですが、オシャレを通じて成長したという点は『海月姫』のテーマと通じると思うんです。
内田;もともとオシャレには興味があったんです。でも、外に出る機会がないとオシャレする必要がないじゃないですか。家にいるんだったら髪の毛もボサボサでいいし、ジャージでポテチを食べていてもいいし……。でも、この仕事を始めてから、人に見られるようになってすごく変わりました。
ーー演じてみて、内田さんとまややとの間に共通点はありましたか?
内田:オタク特有の劣等感というか「自分なんか……」って思ってしまう感じとか、そう言う点は共通していました。人から「自信を持て!」って言われても、やっぱりそこは変えられなくて、勇気がいることなので……。
ーー内田さんでも劣等感を抱えるんですか!?
内田:わたしは、モデルの仕事もやっているんですけど、最初は劣等感が強すぎて全然うまくできませんでした。今でも変わるのは難しいです。
ーー『海月姫』は、輝ききれていない女の子たちの励みになりますよね。
内田;やっぱり自分自身で一歩進むのって怖いです。でも、今回蔵之介が背中を押してくれて、「着るものひとつで人間これだけ変われるんだよ!」とか「オシャレは強く生きるための武器」の言葉は、本当にその通りだと思って…! まややの格好をしてるときと普段している服装では、性格とかも違うだろうし、今回の作品を通して改めてオシャレって本当にすごいなと思いました。自身がつくことでもあるので、最初は見よう見まねで、嫌でもやってみるという感じです!
(取材・文・写真=阿部桜子)
■放送情報
『海月姫』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00から放送
出演:芳根京子、瀬戸康史、工藤阿須加、木南晴夏、松井玲奈、内田理央、富山えり子、要潤、北大路欣也、泉里香ほか
原作:東村アキコ『海月姫』(講談社『Kiss』所載)
脚本:徳永友一
編成企画:渡辺恒也
プロデュース:小林宙
演出:石川淳一
制作:フジテレビ/共同テレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kuragehime/
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