千葉雄大ら『ドリス・ヴァン・ノッテン』に絶賛コメント 「生活の全てを大切にしようと思った」
2018年1月13日に公開される映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』に、各界著名人がコメントを寄せた。
本作は、これまで密着取材を断ってきたファッションデザイナー“ドリス・ヴァン・ノッテン”初のドキュメンタリー映画。パリのグラン・パレで開催された2015春夏レディース・コレクションの舞台裏から、オペラ座で発表した2016/17秋冬メンズ・コレクションの本番直後までの1年間に密着し、ドリスの創作の謎に迫る。
メガホンを取ったのは、『マグナム・フォト 世界を変える写真家たち』のライナー・ホルツェマー。3年に及ぶ取材交渉の末にドリスから撮影許可を取り付けた。音楽は2013年にドリスの2014春夏レディース・コレクションで音楽を担当したイギリスのロックバンド、レディオヘッドのベーシストを務めるコリン・グリーンウッド。本作で映画音楽を初めて手がけた。
このたび公開された、千葉雄大や祐真朋樹ら各界著名人からのコメントは以下の通り。
コメント一覧
千葉雄大(俳優)
生活の全てを大切にしようと思った。パトリックとの関係も素敵だ。初めて背伸びして買ったドリスのニットを自分の成長と共に大切に着ていこうと思う。
祐真朋樹(スタイリスト)
人間らしい普通の生活と、卓越したクリエーションは両立する。それを教えてくれるのがこの映画。
鈴木春(バーニーズ ニューヨーク ファッションディレクター)
アントワープの自宅に庭の花を活ける時でさえ常に完璧を目指す彼の姿に胸がつまりました。そして自身の人生について驚く程率直に語る言葉に背を押されました。私は私で良いんだと。
栗野宏文(株式会社ユナイテッドアローズ クリエイティブディレクション担当 上級顧問)
美しい服をつくるにはひとやモノをたいせつにすることが必須。ドリス・ヴァン・ノッテンの創造の源はたくさんの‘愛’であることが理解できる作品です。
干場義雅(『FORZA STYLE』編集長)
世界で評価されるデザイナーは美味しさを生み出すスターシェフのようだ。一度しかない人生においてあなたは「感無量だ!」と言ったことがあるか? ないのならこの映画を見るべきだ。
生方ななえ(モデル)
『 闇の中、光の輪に浮かぶは色の洪水、人の群れ。真摯かつ誠実である彼の服には、挑戦が込められている。』
藤岡篤子(ファッションジャーナリスト)
寡黙なデザイナーが紡ぎ出す詩情に溢れたカラフルな世界。類い稀な色彩センスと豊穣なテキスタイルの美しさに誰しも、言葉を失ってしまうだろう。
深井晃子(服飾研究家or京都服飾文化研究財団理事/名誉キュレーターorサンローラン美術館学術委員)
美しいものと、熱い情熱とが詰め込こまれたドリスの服。ファッションは、今や自滅しかけているけれど、ドリスの服は、着ることが楽しくて、素敵なことだと気づかせてくれる。
青野賢一(ビームス創造研究所クリエイティブディレクター/文筆家)
ドリス・ヴァン・ノッテンの生み出す服から立ち上るタイムレスな魅力の理由がここにある。ファストな時代における真の豊かさを知るには最適な作品だ。
中里唯馬(ファッションデザイナー/アーティスト)
学生時代、憧れの講師だったドリス。クリエーションの核を守りながら、同時にインデペンデントを貫き、ファッションインダストリーの中で戦ってきた勇ましい姿を観て、静かに背中を押されたような気持ちになりました。
首藤康之(バレエダンサー)
服を創るドリスは、まるでダンサーに振付をするコレオグラファー(振付家)だ!肉体である生地は、豊かなストーリーを語る作品(服)となり、また着る者とともに成長する。この映画には真の芸術家の姿がある。
小島聖(女優)
服作りも演劇も生み出す過程が一番面白いのは同じなのかもしれない。ドリスの服を着ると胸が高鳴る理由がほんの少し分かった気がする。
宮田理江(ファッションジャーナリスト)
すがすがしいほどのプロ意識。花と生地を愛する日々の暮らしがそのまま作品に結びついている「ドリス流クリエーション」がランウェイに満開!
生駒芳子(ファッション・ジャーナリスト)
ドリスの美意識の花園から、未来のリアルクローズが生まれる。覚めない夢のように、心に花束が届く詩のように――
まとうことで、未知の陶酔とアートの世界を旅できる。
松浦俊夫(DJ/選曲家)
感性を静かに刺激された90分、家を花々で満たし、彼の洋服を身に纏いたくなった。
■公開情報
『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』
2018年1月13日、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:ライナー・ホルツェマー
音楽:コリン・グリーンウッド
出演:ドリス・ヴァン・ノッテン、アイリス・アプフェル、スージー・メンケス
提供:ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム
日本語字幕:古田由紀子/2016/ドイツ・ベルギー/ドイツ語/カラー/ビスタ/93分
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