『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督来日 J・G=レヴィットのカメオ出演明かす

ライアン・ジョンソン監督とBB-8

 ファンからの質問タイムに突入すると、会場にはBB-8が登場。そんななか、昨年末に亡くなったキャリー・フィッシャーについての質問が飛ぶと、ジョンソン監督は「彼女と出会えたことはすべての体験の中でのハイライトだった。彼女が亡くなってしまって本当に悲しい。だけど、少しだったかもしれないけど時間を共有できたことに本当に感謝している」と、フィッシャーへの思いを語る。続けて、「最後に会ったのは彼女の60歳の誕生日だったんだ。その時に、いかにこの映画の体験が素晴らしかったか、そして映画をすごく楽しみにしてくれていることを話してくれた。彼女は作品を早く観たいと楽しみにしてくれていたけど、実際に作品を観せることができなかったのは残念。ひとりのファンとして、そして彼女を実際に知っていた人間として、世界中の皆さんがどれだけ喪失感を感じているのかは理解している。だから、彼女がこの作品で美しいパフォーマンスをしてくれたこと、それが残っていることは心からよかったと思ってる。彼女に『さよなら』と声をかけらなかったすべてのファンの人たちにとっても意味深い体験になれば」と話し、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 また、先日『エピソード9』のコリン・トレヴォロウ監督が降板したことについての質問も。『最後のジェダイ』に続いて『エピソード9』でも監督を務める可能性については、「もともと計画されていたことではないし、僕自身はどうなるかは知らない」と回答。「『最後のジェダイ』を作ることに100%集中していたし、その体験を十分に謳歌して、いまはみんながどう観てくれるかが楽しみで仕方ないんだ。だから『エピソード9』の監督になることは正直考えられない。ただ、誰が監督になろうと、僕はひとりの観客として、次の監督が『スター・ウォーズ』にどんな新しい色をもたらせてくれるか、どんなストーリーになって結末を迎えるのか、ファンに戻ってまた観られることを楽しみにしている」と、『エピソード9』はファンとして楽しみにしていることを明かした。

 ファンからの最後の質問で、「『フォースの覚醒』の時にハン・ソロの身に起きたことのショックで、40℃の熱を出してしまいました。かなりの衝撃作という今回の作品、私は劇場に観にいっても大丈夫でしょうか?」と聞かれたジョンソン監督は、大爆笑しながら「君を殺してしまわないか心配だよ(笑)。劇場にアイスパックを持っていってね」と答え、ふたたび会場を笑わせた。

C-3PO、BB-8、R2-D2

 終盤には、『スター・ウォーズ』ファンである尾上松也と河北麻友子、そして『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、C-3POとR2-D2も登場し、ファンミーティングは大盛り上がりで幕を閉じた。

(取材・文=宮川翔)

(左から)C-3PO、BB-8、ライアン・ジョンソン監督、河北麻友子、尾上松也、R2-D2

■公開情報
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
12月15日(金)全国公開
監督・脚本:ライアン・ジョンソン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2017 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
公式サイト:http://starwars.disney.co.jp/

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