キャスト陣集結『ファンタビ』ワールドプレミア、J・K・ローリングが映画化秘話明かす

 『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のワールドプレミアと記者会見が、現地時間11月10日にニューヨークで行われた。

(左から)J・K・ローリング、エディ・レッドメイン(左から)キャサリン・ウォーターストン、エディ・レッドメインエズラ・ミラー

 プレミアには、主人公ニュート・スキャマンダー役のエディ・レッドメインやヒロインのキャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラーといったキャスト陣に加え、メガホンを取ったデヴィッド・イェーツ監督、シリーズの原作者で本作では脚本も手がけたJ・K・ローリングらが出席。

 劇中に登場する魔法動物の1種、緑色の木の妖精ボウトラックルを胸ポケットに連れて登場したレッドメインは、これまで多くが明かされなかったストーリーについて、「ステージ上でみんなからの質問に答えている時に、デヴィッドに“エド、言っちゃだめ”と言われることがよくあるんだ(笑)。ジョー(ローリング)は、キャラクターを一生懸命に守ってくれているんだ。だから、そのキャラクターのひとつを自分が演じるという責任を得た時には、自分もすごく守られているように思える」とコメントをした。

 会見では、ほとんど取材を受けないことで知られるローリングに質問が集中。映画化のきっかけは、チャリティのため短い本を書いたときにニュートのキャラクターが魅力的に思えたことだったと明かしながら、「その時点では自分で脚本にするなんて、想像だにしていなかった。だけど、ワーナーに“『ファンタスティック・ビースト』を映像化したい”と言われたとき、“ちょっと待って”と言ったの。だって、ニュートを間違って描いて欲しくなかったから。それで、自分でも気付く前に、脚本を書き始めていたの。ニュートについてだったらいつか書けそうだわと思っていた。結果的には、最高だったと思う。これが本当に私が書きたかったことだから」とその思いを語った。

 『ハリー・ポッター』シリーズのヒロインであるエマ・ワトソンと共演経験があるミラーは、「出演が決まったときに一番最初に電話したのがエマだったんだ(笑)。彼女は“魔法のような体験ができる”と言っていた。とりわけデヴィッド・イェーツの驚異について教えてくれたんだ」とワトソンとのエピソードを披露した。

 11月21日、22日にはレッドメイン、ウォーターストン、スドル、フォグラー、イェーツ監督、プロデューサーのデヴィッド・ハイマンの来日が控えている。レッドメインは、「早く行きたい! 日本には『ハリー・ポッター』のマジカルなファンがいっぱいいるから、『ファンタスティック・ビースト』も楽しんでもらえれると嬉しいな」と語りながら、「今年、日本で3~4週間妻と2人で旅行したんだ。うどんやお寿司を食べたよ。大好きだから、また食べたいし、いろいろなところに行きたい」と興奮を隠しきれない様子で目前に迫った来日に心を躍らせた。

エディ・レッドメイン
キャサリン・ウォータストン
ダン・フォグラー
アリソン・スドル
J・K・ローリング
デヴィッド・イェーツ監督

■公開情報
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
監督:デヴィッド・イェーツ
原作・脚本:J・K・ローリング
プロデューサー:デヴィッド・ハイマン、J.K.ローリング 
出演:エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、エズラ・ミラー、サマンサ・モートン、コリン・ファレル
配給:ワーナー・ブラザース映画
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Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c)JKR.
公式サイト:fantasticbeasts.jp

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