『この世界の片隅に』監督が“のん”起用理由を明かす 本ポスタービジュアルも公開
のんが声優を務める長編アニメーション『この世界の片隅に』より、ポスタービジュアルが公開された。
本作は、戦時中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きていく女性・すずの日々を描いた物語。漫画家・こうの史代の同名漫画に感銘を受けた片渕須直監督が、約6年の歳月をかけて時代考証・現地考証を重ね完成させた。
主人公・すず役は、アニメ声優初主演の女優・のんが務め、音楽はシンガーソングライターのコトリンゴが担当している。片渕須直監督は、のんの起用理由について「6年前「この世界の片隅に」をアニメーションにしようと思ってからずっと、すずさんの声を探していました。監督補の浦谷さんと互いに誰が良いかを考えていたところ、2人とも同じ声を思い描いていました。ご縁に恵まれて、のんさんの声をマイクを通して聞いた時、何年も前から自分たちが想像してきた声が、すずさんとなって現れました。その時、のんさん以外のすずさんは考えられないと確信しました。すずさんに命を吹き込んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は本当に幸運に恵まれたと思います」と語っている。
公開された本ポスターには、「昭和20年広島・呉 わたしはここで生きている」というキャッチコピーと共に、たくさんの草花が咲く中で、誰かに呼ばれたかのように小首を傾げ、振り向くすずが描かれている。
■公開情報
『この世界の片隅に』
11月12日(土)テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー
出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄
監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎
製作統括:GENCO
アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
(c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
公式サイト:konosekai.jp