ジャニーズWEST・藤井流星、“芸能兄妹”の実力見せるか? 『レンタル救世主』演技への期待

(C)タナカケンイチ

 10月9日からスタートする日曜ドラマ『レンタル救世主』(日本テレビ系)。「助けて欲しい、でも頼める人がいない」、そんな人のために生まれたのがレンタル救世主だ。期間限定・料金加算方式の支払いにより、自分だけの救世主を借りることができるサービスで、人探しや簡単な手伝い、人には言えない危機解決などどんな困り事も救ってくれるという。しかし、レンタル期間を1秒でも過ぎた場合は赤の他人に戻ってしまうため、都度支払いをしなければならない。そんなありそうでなかったレンタル会社がこのドラマの舞台だ。そして、主役を務める沢村一樹の相棒役として、ジャニーズWESTの藤井流星が初の二番手役として抜擢されている。

 藤井といえば、演技の評価はなかなかのもの。彼のドラマデビューは、関西ジャニーズJr.が出演する月替りの単発テレビドラマ『DRAMATIC-J』(関西テレビ系)。そこから関西テレビにてコンスタントにドラマ出演をし、2013年の『ミス・パイロット』(フジテレビ系)で全国放送デビューを果たしている。その後、『アゲイン!!』(毎日放送系)で主演を務め、嵐の相葉雅紀主演のドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)で一気に知名度を広めた。昨年放送された『サムライせんせい』(テレビ朝日系)では演技力に定評のある関ジャニ∞の錦戸亮と共演を果たし、その熱演が高く評価されていた。

 そんな藤井がこれまで演じてきた役は、金髪のヤンキーやチャラチャラしたお調子者の役が多い。今回演じる葵伝二郎も、スポットライト症候群でとにかく目立ちたがり屋。藤井のこれまでの経歴を見てもピッタリの役と言えよう。実際プロデューサーである福井雄太氏も、「目立ちたがりの大口叩きにも関わらず、心から愛せてしまうその役柄は藤井さんしか表現できない役柄だと思っております。」(出典:藤井流星が金髪に!主演・沢村一樹と志田未来を救う?電話一本の「レンタル救世主」参上)とコメントをしている。

 しかし、今回の抜擢はイメージにピッタリというだけではないように思う。というのも、藤井の演技力が着実に上がっているからだ。例えば、『ミス・パイロット』では役柄が関西弁ということもあり、“演技”よりも“なりきり”に近かった。しかし、『サムライせんせい』では、きちんと役に入り込んで演じていたように見える。藤井自身も公式ブログの中で、錦戸のセリフを聞いていたら自然に悲しくなって台本にはない涙が出てしまったと語ったこともある。また、ジャニーズWESTのラジオ番組『ジャニーズWESTの男前をめざせ!』(ABC朝日放送)内では、メンバーの桐山照史が「(流星は)ドラマをやって帰ってきたら、演技のスキルがめっちゃ上がってた」と評したこともあった。脇役ながらもドラマの経験を着実に積んできたことで、確実に成長をしているのだ。

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