『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』マイカ・モンローインタビュー
『インデペンデンス・デイ』続編で注目、マイカ・モンローが語る“アスリートが女優になった理由”
ーー特に「イット・フォローズ」の時の演技は印象的でした。これまでSFやホラー映画によく出ているイメージもあります。
マイカ:あの撮影は、今回以上に大変だった。今考えても、椅子に下着で縛りつけられるのはあんまりだったと思う(笑)。もちろん、あの作品に出られたことは、光栄に思っているし、私の誇りになっている。でも、怖かったというか、とんでもないことをたくさん行った撮影だったので、肉体的にも精神的にもすごく追い詰められたの。でも、決してホラーやSFを意図的に選んでいるわけじゃないのよ。台本を読んだ時にそれぞれ良い作品だと思ったし、なんにでもチャレンジしたいと思う気持ちが強いだけ。ただ、もしかすると前世では何かに襲われたり、逆に誰かを襲っていたのかも。だから、ホラー映画やサイコパスに追いかけられる役を引きつけるのかもしれないわ(笑)。
ーー(笑)。『インデペンデンス・デイ』に話を戻しますが、恋人役であるリアム・ヘムズワースとの共演はいかがでしたか?
マイカ:彼はすでにスターだったから、会うまでは上手くやれるのか正直不安だった。色々と想像はしていたけど、どんな人間かまったくわからないわけだから。でも、初めて顔を合わせた時に、彼が築き上げてきたものがどんなものなのか、理解することができた。何事にも寛容で落ち着きのある人だったし、なによりも彼はサーファーだから、海好き同士で合うところがたくさんあって、話していてとても楽しかったわ。
ーー次々に出演作を重ね、女優として順調にステップアップしていると思います。ハリウッドで成功するためのコツや大事にしていることはなにかありますか?
マイカ:演技に関して言えば、いかに自分のありのままの姿を表現できるかを考えているわ。作品を観てくれる方と繋がりを持つためには、人間としての繊細さや脆さを伝えていくことが必要で、その感覚をどれだけ持ち続けることができるかが重要じゃないかしら。あとは、運が大事。才能や自分を信じる心の強さも大事だけれど、タイミングのいい時に最適な場所にいることが何よりも大切なの。だって、演技が上手な人たちは周りにたくさんいるんだから、実力を越えるくらいの運がなによりも大事だと思うわ。
(取材・文=泉夏音)
■公開情報
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
公開中
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、リアム・ヘムズワース
配給:20世紀フォックス映画
(c)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/idr/