欧州連合加盟26カ国の作品が集まる映画祭『EUフィルムデーズ 2016』6月18日から開催へ
欧州連合(EU)加盟国の選りすぐりの作品を紹介する映画祭『EUフィルムデーズ 2016』が、6月18日から東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される。
今年で14回目を迎える本イベントでは、日本に大使館を置く26のEU加盟国すべての作品が上映される。とある理由から贅沢に育った少女ヴィクトリアが共産主義体制の崩壊と共に危機に直面していく模様を描くブルガリア映画『ヴィクトリア』、視覚障害者の男と引きこもりの女の出会いと変化を描くポーランド映画『イマジン』、洪水で妻と家を失った老人と突然故郷に戻ってきた息子夫婦の家族愛を描くルーマニア映画『日本からの贈り物』、毎日を退屈に過ごす17歳の少女ローラが中年男ジョーゼップと恋に落ち大人の女性へと成長していく様を描くエストニア映画『チェリー・タバコ』など、全30本(特別プログラム3本含む)が公開される。
また、同イベントは、6月25日から京都府京都文化博物館でも開催される。イベント期間中は、上映作品の監督や出演者、映画評論家を招いたトークイベントが行われるほか、特別プログラムとして監督やアニメーターによる講演も行われる予定だ。
【トークイベント スケジュール(東京)】
6月18日(土)10:30『日本からの贈り物』
登壇ゲスト:出演の橋本佳菜、トマ・海・ウンツァヌ
6月18日(土)13:45 『提督の艦隊』
登壇ゲスト:レムコー・フローライク(平戸オランダ商館カピタン)
6月19日(日)13:30 『イマジン』
登壇ゲスト:アンジェイ・ヤキモフスキ監督
6月23日(木)12:00、6月25日(土)15:30 『ヴィクトリア』
登壇ゲスト:松本侑壬子(映画評論家)
6月24日(金)19:00『チェリー・タバコ』
登壇ゲスト:アンドレス監督&カトリン・マイミク
6月26日(日)13:45 『壁』
登壇ゲスト:原作小説の翻訳者、諏訪功
【特別プログラム スケジュール(東京)】
6月18日(土)17:00 『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』
登壇ゲスト:松岡宏泰さん(東宝取締役/東宝東和会長)
聞き手:鈴木元(映画ジャーナリスト)
6月19日(日)16:45 『アンジェイ・ヤキモフスキの世界』にて講演
登壇ゲスト:監督アンジェイ・ヤキモフスキ
6月21日(火)16:00 『TAW(The Animation Workshop)の世界』にて講演
登壇ゲスト:CGアニメーターのドリファ・ベンセギール
■開催概要
『EUフィルムデーズ 2016』
6月18日〜7月10日(東京)、6月25日〜7月15日(京都)
東京会場:東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区京橋3-7-6)
大阪会場:京都府京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
料金(東京):一般 520円、高校・大学生・シニア 310円、小・中学生 100円
※障害者(付き添い者は原則1名様まで)/キャンパスメンバーズ 無料
公式サイト:http://eufilmdays.jp/lineup/