ジブリ最新作『レッドタートル』、カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞受賞

ジブリ最新作、カンヌで受賞
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マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

 スタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』が、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて特別賞を受賞した。

 本作は、短編アニメーション映画『岸辺のふたり』にて、米国アカデミー賞をはじめとする海外の映画祭で高い評価を受けたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが監督を務めるジブリ最新作。嵐で荒れ狂う海に放り出されながらも九死に一生を得た男が、漂流した無人島から脱出しようとする中で、不思議な出来事を経験していく模様を描く。

 第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されて本作は、現地時間で5月18日の16時45分から公式上映が行われた。上映後は、登壇していたマイケル監督と鈴木プロデューサーをはじめとするスタッフに向け、5分間を超えるスタンディングオベーションが起き、会場は拍手喝采に包まれたという。

 そして今回、スタジオジブリとしては初の出品である本作が、「ある視点」部門特別賞を受賞。映像と音の詩情が高く評価され、映画そのものが特別なもの、ということで受賞が決定した。

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督 コメント

この映画をまだ見ていない人はいつか見てください。これはスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう!

鈴木敏夫プロデューサー コメント

メルシーボクゥ(ありがとう)、マイケルさん。そして、おめでとう。完成までの10年間は長かったけれど、カンヌ映画祭で賞に選ばれて、僕も本当にうれしいです。高畑さんはじめ、制作にかかわったスタジオジブリのスタッフ一同も喜んでいます。この受賞をきっかけに、フランス、日本、そして世界中で一人でも多くの人に見てもらいたいです

 そのほか、同部門に出品されている深田晃司監督作『淵に立つ』が第2席に当たる審査員賞を受賞した。

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■公開情報
『レッドタートル ある島の物語』
9月17日(土)全国東宝系にてロードショー
原作・脚本・監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
脚本:パスカル・フェラン
アーティスティック・プロデューサー:高畑勲
音楽:ローラン・ペレズ・デル・マール
製作:スタジオジブリ ワイルドバンチ
配給:東宝
(c) Kazuko Wakayama

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