高畑充希、神山健治監督『ひるね姫』主人公の声優に決定 特報映像で岡山弁を披露
女優の高畑充希が、2017年に公開される神山健治監督最新作『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』で、主人公・森川ココネ役の声優を務めることが発表され、あわせて特報映像が公開された。
『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は、『攻殻機動隊S.A.C.』『東のエデン』の神山監督が手がけたアニメーション映画。2020年のオリンピックを2日後に控えた日本を舞台に、岡山県倉敷市児島に父親と2人で暮らす女子高生の森川ココネがいつも見る夢と家族の秘密の関係性を描く。
2010年から2011年にかけてキッズステーションにて放送された『カルルとふしぎな塔』、2014年にNHK総合にて放送された『花は咲く 東北に咲く』と、テレビアニメーションの声優は過去に2度経験している高畑だが、アニメーション映画の声優を務めるのは今回が初めて。今回のオファーについて高畑は、「声優はこれまで2度やらせていただいたことがあるのですが、表情は自分じゃないのでとても難しいです。私は自分の声はクセが強いように感じているので、声優としてオファーを受けた時は嬉しかった半面『私でいいんだろうか』とも思いました」と、オファー時の率直な感想を述べつつ、「でも、神山監督が丁寧にキャラクターを伝えてくださったので、できるだけ監督のイメージに合うように、何度でもトライしたいと思います」と意気込みを語っている。
岡山弁を披露することについては、「今年だけで3つめの方言の役です(笑)。方言は難しいですね。岡山の方が聞いても違和感がない音を目指したいです」と語り、自信が演じる森川ココネについては、「ココネちゃんはみんなが愛せる、“かわいすぎない”キャラクターで親近感があります。舞台となる岡山の風景も美しくて、行ってみたくなりました」と話した。本作のテーマでもある“昼寝”については、「お昼寝はめっちゃ得意です(笑)。現場の空き時間ではだいたい寝ています。共演者に寝顔を撮られることも」と、普段の撮影現場でのエピソードを明かした。
あわせて公開された特報では、授業中に昼寝をしていた森川ココネが先生に叱られる様子が、ピアノの旋律とともに描かれる。その後、高畑が本編に先駆けてアフレコを行ったというナレーションとともに、瀬戸大橋をはじめとする岡山県倉敷市児島の風景や自動車整備工を営む父親の姿、動くぬいぐるみや変形ロボットなどが映し出されている。
■公開情報
『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』
2017年全国ロードショー
監督・脚本:神山健治
キャラクター原案:森川聡子
ハーツ・デザイン原案:コヤマシゲト
作画監督:佐々木敦子
制作スタジオ:シグナル・エムディ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2017ひるね姫製作委員会
公式サイト:http://www.hirunehime.jp