サイコスリラー漫画『ミュージアム』、小栗旬×大友啓史のタッグで映画化 小栗「全力で演じる」
2013年に「ヤングマガジン」で連載されたサイコスリラー漫画『ミュージアム』が、小栗旬主演で大友啓史監督により映画化されることが決定した。
原作は『GIRL AND KILLER─オンナと殺し屋─』が第61回ちばてつや賞ヤング部門で大賞を受賞した巴亮介による同名漫画。2013年に「ヤングマガジン」で連載されるや、その過激な描写と緊迫のストーリー展開で、漫画ファンを中心に話題になり、連載終了後も熱狂的な支持を集めている。このたび、大ヒットシリーズ『るろうに剣心』の次に仕掛ける巨大プロジェクトとして、ワーナー・ブラザース映画と大友啓史監督が再びタッグを組み、小栗旬を主演に迎え、2016年の公開に向けて『ミュージアム』の制作が開始された。
雨の日に限り、次々に発生する猟奇殺人事件。“ドッグフードの刑”や“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモが暗示するように、それらはまるで見つけられることを前提にしたかのような、演出された殺し方だった。警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、ただの殺人事件ではないと、連続殺人の関連性に気付く。沢村は捜査を進めていくに連れ、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していることを知る。そして、自身とその家族もターゲットにされる中、沢村は犯人のカエル男を逮捕しようと追い詰めるが…。
小栗が演じるのは、残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村久志。犯人を追うはずが、絶望的状況に追い詰められるという難役に挑む。メガホンを取るのは、NHK大河ドラマ『龍馬伝』で一躍注目を集め、映画『るろうに剣心』シリーズで累計125億円以上の興行収入を叩き出した大友啓史監督。
『ミュージアム』は、大友の指揮のもと、11月8日にクランクインし、現在撮影が行われている。2016年に全国公開予定。
小栗旬 コメント
漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます。
監督 大友啓史 コメント
こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います。
原作 巴亮介 コメント
自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です。
■公開情報
『ミュージアム』
2016年全国公開予定
原作:巴亮介『ミュージアム』(講談社「ヤングマガジン」刊)
監督:大友啓史
キャスト:小栗旬ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)巴亮介/講談社 (c)2016映画「ミュージアム」製作委員会
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/museum/