蒼井優、『アズミ・ハルコは行方不明』で7年ぶり映画単独主演「どの角度からも観られても大丈夫」

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 蒼井優が、2016年公開の『アズミ・ハルコは行方不明』で、『百万円と苦虫女』以来、7年ぶりの映画単独主演を務めることが決定した。

 本作は、『ここは退屈迎えにきて』でデビューした新鋭作家・山内マリコの書き下ろし小説『アズミ・ハルコは行方不明』を実写化したもの。『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』の松居大悟が監督を務める。

 寂れた国道沿いの郊外の街で、ある日突然姿を消した28歳の独身OL安曇春子。彼女が消えた街に、その行方不明ポスターをパロディにした落書きが不気味に拡散していく。彼女が消えるまでと、消えた後の二つの時間を交錯させながら、アラサー・ハタチ・女子高生の三世代を通して“現代女子の生きざま”を描きだす、青春サスペンスドラマ。

主演:蒼井優 コメント

30歳という伏目を迎えるこの年に、初めての同い年の映画監督、松居大悟さんに出会い、彼の頭の中にあるもの、やりたいと思っていることを信じる仲間たちと全力を尽くして撮影期間を駆け抜けました。スタッフ・キャスト、ひとりひとりが作品と向き合って、それぞれの思いを込めて作ったこの映画は、観て下さる方によって、全然違う楽しみ方や感じ方をうみだすような、どの角度からも観られても大丈夫な、強いものになっているはずです。観客のみなさんとの間にいい化学反応が起きること期待しています。

監督:松居大悟 コメント

こうして発表コメントを書いていることが幸せです。人の気持ちなしではここまで辿り着けませんでした。元々山内マリコさんの作品の匂いが大好きで、何冊も買って上京してきた人に勝手に配っていました。『アズミ・ハルコは行方不明』は、小さな地方都市の世代別ガールズムービーです。自分とプロデューサーと蒼井優さんは同い年で今年30才です。アラサーのハルコを行方不明になんかさせません。最高に最高で自由な作品にします。編集がんばります!

原作:山内マリコ コメント

20代の終わりごろに強く感じた、停滞感や苛立ち、言い様のないさみしさを、一人の女の子に託して物語にしました。その女の子を蒼井優さんが演じると聞いたときは、「完璧すぎる!」と震えました。自分の作品が映画になる喜びにも増して、蒼井優の主演作を観られるのが本当に嬉しいです(大ファンなので)。
またこの小説は、できるだけ早く、自分の中にちょっとでも20代の気分が残っているうちに書かなくてはと思った作品でもあります。それだけに、29歳の松居大悟監督に撮ってもらえるのは、本当にラッキーでした。この2人の代表作になるといいなと願っています。とにかく映画の完成が楽しみ! いち観客として、首を長くして待ってます。 

■公開情報
『アズミ・ハルコは行方不明』
2016年公開
主演:蒼井優
監督:松居大悟
原作:山内マリコ
配給:ファントム・フィルム

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