女子総合格闘技をリアルに描く伽村あきらのデビュー長篇『檻の薔薇』刊行へ
伽村あきらの長篇小説『檻の薔薇』が、9月2日に徳間書店より発売された。
本作は、2025年に「檻の中のワルキューレ」(「女衒事業者」改題)で第8回大藪春彦新人賞・同映像化奨励賞をダブル受賞した伽村の、受賞後第一作かつ長篇デビュー作にあたる。受賞作をベースに大幅な加筆を施し、女子総合格闘技(ジョシカク)の世界を新たな視点で描いた作品となっている。
物語は、女子総合格闘技団体ケージローズのトップファイター・マーヤが、試合直後のケージ上で突然挑戦状を叩き付けられる場面から始まる。ケージローズの興行主・原木山徹がサプライズ演出として持ちかけたマッチメイクの相手は、レスリング五輪銀メダリストであり未来のスターであり、そしてマーヤの妹分でもある五郎丸真希だった。後楽園ホール1600席完売の大晦日、決戦の火蓋が切られる。
伽村あきらは1975年生まれ、大阪府出身。2025年に第8回大藪春彦新人賞・同映像化奨励賞をダブル受賞し、本作が長篇デビュー作となる。
■推薦コメント
今野敏(作家・大藪春彦新人賞選考委員)
肉体のダメージよりも、精神のダメージの方が深刻だ。どんな格闘家も一人では闘えない。「痛み」が伝わり、彼女らの戦いから目がそらせない。心して読んでほしい。
原田眞人(映画監督・脚本家)※第8回大藪春彦新人賞映像化奨励賞選評より
主人公とヒロイン=ミューズにあたる「マーヤさん」の距離感。様々なシチュエーションで二人の会話を聞きたくなる。登場人物すべてに映像化に値する「顔」がある。
■書誌情報
『檻の薔薇』(おりのばら)
著者:伽村あきら
価格:2,310円(税込)
判型:四六判並製
ページ数:352ページ
発売日:9月2日
出版社:徳間書店
ISBN:978-4-19-866252-3