『超かぐや姫!』がついに首位陥落 アニメの先が気になる『よう実』新刊ほかラノベランキング

 Rakutenブックスのライトノベル週間ランキング(2026年5月11日~17日)は、長く1位に座り続けていた『超かぐや姫!』(原作:スタジオクロマト・スタジオコロリド/著:桐山なると/ファミ通文庫)が3位に下がり、4月からTVアニメの第5期が始まった衣笠彰梧によるシリーズの最新刊『ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編4』(MF文庫)が1位となった。

 2年生編が繰り広げられているTVアニメから時間が進んでいて、3年生になった主人公の綾小路清隆が次なる課題「トークン収集特別試験」に挑むという展開。学力と運動能力が問われるガチな課題をルールの中でどう処理していくかといった頭脳戦を楽しめそうだ。5月25日発売。


 2位は、大森藤ノ著、西嶋ふみかる執筆協力の『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ』(GA文庫)。いわゆる「ダンまち」シリーズのスピンオフで、【フレイヤ・ファミリア】の治療師(ヒーラー)としてオラリオでも1、2を争う実力を持ったヘイズ・ベルベットが、こちらもトップ級の治療師で、【戦場の聖女】と呼ばれるアミッド・テアサナーレと共にダンジョンの深層で起こっている奇妙な出来事に挑む。

 併録作品では、ヘイズが朝遺書は戦士を目指しながらも強くなれなかった時、癒しの魔法に目覚めそこから【女神の黄金】と呼ばれる存在に駆け上がるストーリーを収録。ファミリアが解散となって酒場で働くようになったヘイズが、「ダンまち」シリーズの主人公のベル・クラネルを女性たちで襲おうとする展開が描かれたストーリーでは、モテモテなベルへの羨ましさを抱かせる。


 Netflix映画のノベライズとなる『超かぐや姫!』も1位から下がったとは言え3位に残って、1週間限定の劇場公開が延びに延びて現在も続いているアニメともども高い人気ぶりを見せている。興行収入も25億円を突破し、宮﨑駿監督らを擁するスタジオジブリ作品や新海誠監督、細田守監督の映画作品の列に加わった格好。アニメ映画では7月に真戸香のライトノベルが原作になった『君と花火と約束と』(ガガガ文庫)などが続々公開されるが、同じように映画とライトノベルが共に盛り上がるか気になるところだ。


 4位は三上延『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅴ~扉子と謎めく夏~』(メディアワークス文庫)。鎌倉にある古書店を舞台にしたビブリオミステリのシリーズで、当初の篠川栞子と五浦大輔がメインとなっていたシリーズから代が替わり、2人の娘の扉子とメインにさまざまな本にまつわるミステリ的なエピソードが綴られる。最新刊ではコナン・ドイルによるシャーロック・ホームズの古い文庫や、写真家の森山大道による貴重な写真集が登場して知見を広げてくれる。実写ドラマ化、実写映画化に続きアニメ化も決まって今後の盛り上がりが期待できるシリーズだ。

 5位は、鎌池和馬『創約 とある魔術の禁書目録15』(電撃文庫)。長く続くシリーズでメインを張っている上条当麻をやや脇に置き、一切の超能力を持たない集団の中から出て来て、上条当麻や学園都市の超能力者のトップに立つ一方通行(アクセラレーター)と並ぶ存在感を見せるようになった浜面仕上が、イギリス清教でも凄腕が集まった『必要悪の教会(ネセサリウス)』の追求を逃れようと学園都市を走り回る。ラストに上条当麻の不幸ぶりも炸裂。続きが楽しみで仕方ない。

 6位の天岸久弥『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~14』(MFブックス)は9月25日発売の新作が早くもランクイン。かつて世界に甚大な被害をもたらした九頭大蛇の出現にヴォルフが向かうというエキサイティングな展開の中でダリヤの覚悟が問われる展開になりそう。9位には同じ第14巻のグッズ付き特装版が入った。


 『魔道具師ダリヤ』のシリーズは、10位にも10月23日発売の続刊『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~15』(MFブックス)が登場。九頭大蛇に苦戦するヴォルフを見守ることしかできないダリヤが何をするかが気になる。第15巻のグッズ付き特装版も11位に入っている。間の7位は、榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ13 ゲーマー兄妹たちは『魔王』を討つ(すくう)ようです』(MF文庫J)で、ゲームによってすべてが決められている世界で魔王討伐のゲームが繰り広げられる。



 注目作では、魔王討伐というクライマックスの周囲で繰り広げていたさまざまな営みを拾い集めて来た駄犬による「誰が勇者を殺したか」シリーズの最新刊となる『誰が勇者を殺したか 賢者の章』(スニーカー文庫)が16位に登場。預言者から勇者として認められた魔法使いのソロンが、エーヴという名のエルフと旅をする中で自分が求めていたものに気づく。

 このほか、TVアニメが放送中の暁佳奈による『春夏秋冬代行者』のシリーズや、佐伯さん『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』のシリーズなどもランキングに顔を出してアニメ化の影響を受けている様子。「ダンまち」シリーズの大森藤ノが原作で、青井聖が漫画を描いてきた『杖と剣のウィストリア』シリーズもTVアニメが話題となっており、57位に入っている大森藤ノ自身によるノベライズ第2弾『杖と剣のウィストリア2 グリモアクタ -土の姫君-』(GA文庫)も、6月13日の発売が近づけば順位を上げて来そうだ。

※参考:Rakutenブックス「ライトノベル 週間ランキング」

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