元宝塚・柚希礼音、「自分でも謎」な飲み屋で必ず頼むものは? 『柚希横丁』発売会見で酒場巡りを回顧

 元宝塚歌劇団星組で女優の柚希礼音が、酒場巡りの連載をまとめた書籍『柚希横丁』(ブラウンズブックス)を発売し、都内で囲み取材に応じた。

 本作はカルチャー誌「BARFOUT!」で2017年から続く連載を書籍化した1冊。舞台上の華やかなイメージとは異なり、食と酒を通して日常を語る内容だ。

柚希礼音

 連載が始まったのは、柚希が宝塚を退団して上京した直後の頃。当時を彼女は「東京のことが全然わからないままスタートしたので、連載を通してお店を知っていく感じでした」と振り返る。

 訪れたなかで印象深い店として名前が挙がったのは東京・立石の「二毛作」だ。「昼過ぎだったのに、もうみんな始めている感じで(笑)。ここでナチュラルワインにハマったんです」。結局そのまま夜まで飲み続け、「仕事じゃないみたいになって、残って飲むぞと。最高の思い出です」と当時を懐かしんだ。

 普段の飲み方を問われると「まずシュワシュワ系、生ビールかシャンパンから始めます」と即答。ワインから日本酒、ウイスキーまで幅広く楽しむという。気になるおつまみはどの店でも必ずポテトサラダで、気付けば食べ比べをしているそう。「なぜ毎回ポテサラを頼むのか自分でも謎なんですけど……」と笑顔を見せる。

 酒の思い出として挙げたのは宝塚時代、初の東京公演で同期と屋台のおでん屋に入ったときのこと。「冬の熱燗とおでんがこんなにも美味しいとは」と1合ずつ頼み続けた結果、翌朝のディズニーランドで「使い物にならないほどの状態」に。「酒量を把握しなければと勉強になりました」と苦笑い。

 人生最高の一杯は、昨年のミュージカル「マタ・ハリ」再々演の千秋楽後に飲んだ生ビール。「達成感で溢れていて、もうもう最高でした」と目を細めた。

 「毎日は飲まないけど、毎日飲んでもいけます」と語る一方、稽古や本番中は禁酒。体を見せる衣装の公演前は特に気を付け、体型管理を徹底しているという。

 近年は酒を飲まない若者も増えているとされるが、柚希にとって酒席は「正式な場ではないからこそ会話が生まれ、人と人の距離が縮まる」空間。宝塚時代から大切にしてきた時間だという。

 その上で「無理して飲まなくてもいいと思います。ただ、美味しい食事を囲みながら楽しめる場が大事」と、コミュニケーションにおける自身の考えを明かした。

 書籍には連載の完全収録のほか、幼少期からの食と酒の記憶を語るインタビューも掲載。「公演の話ではなく、二日酔いにならない対策や、幼少期に家族とどんな店に行っていたかなど、仕事と関係ない話ばかりです。美味しいお店に迷ったときに開く本としても使えると思います」とアピールした。

 柚希は最後に「この『柚希横丁』を手に取って、ファン同士やご家族、大切な友達と楽しい時間を過ごしてもらえたら嬉しいです」と呼び掛け、会見を締めくくった。

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