梅澤美波が大切にしてきた“乃木坂46らしさ”「誰よりもグループが好きという自信がある」

 トレンドがめまぐるしく移り変わる音楽シーンの中で、乃木坂46は結成当初から培ってきた「乃木坂らしさ」を軸にしながら、第一線を走り続けてきた。その歩みの中で、グループの歴史を誰よりもリスペクトし、キャプテンとしてグループを守り続けてきたのが3期生・梅澤美波だ。

乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐

 そんな彼女にとって5年ぶりとなる写真集『透明な覚悟』(光文社)が2月3日に発売される。撮影の舞台は、彼女が「ファッションといえば、という街に行ってみたかった」と、憧れを抱いていたイタリア。ファッションの街・ミラノのほか、チンクエテッレ、フィレンツェで切り取られた表情には、雑誌『CLASSY.』でレギュラーモデルとして活躍する彼女ならではのファッショナブルな衣装が彩りを添え、グループのキャプテンという重責から一時解き放たれた、自然体で余裕のある佇まいが宿っている。

 2016年に3期生として加入し、グループの大きな転換期を乗り越えてきた梅澤美波。今回のインタビューでは、写真集の制作エピソードとともに、彼女が大切にしてきた「乃木坂らしさ」について、そして「グループをつないでいきたい」という覚悟について語ってもらった。

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素の表情を捉えた2nd写真集「自分にはたくさんの味方がいる」

――梅澤さんにとって、5年ぶり2冊目の写真集ですね。「1stが自分的に大満足の一冊になっていたので、2ndを出すことにプレッシャーもあった」とお話ししていましたが、どのような意識で撮影に臨みましたか?

梅澤美波(以下、梅澤):1st写真集はすごくいい作品になったと思っているのですが、せっかく2nd写真集を出させていただくなら前作の自分を超えられるような一冊にしたいなと思っていて。これまで積み重ねてきた経験を経て、自分を自然に出せる余裕も持てるようになってきた今だからこそ、より満足のいく作品を作りたいという気持ちで撮影に挑みました。

乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)楽天ブックス限定版撮影・東 京祐

――ファッションの街・ミラノでの撮影ということもあり、今回の写真集ではスタイリングも大きな見どころのひとつですよね。なかでも、ストリート色の強いMA-1にネクタイを合わせたコーディネートは、カジュアルさと上品さが共存していてとても印象的でした。

梅澤:MA-1にネクタイを合わせたスタイリングは、私から提案させていただいたのですが、衣装さんがそれにヒールを合わせていただいたことで、メンズライクと女性らしさのバランスを考えてくださって。皆さんの力をお借りしながら、うまくマッチした結果だと思います。

 衣装に合わせてヘアスタイルやメイクも変えたいと思っていたのですが、その思いを汲み取ってくださった衣装さんやメイクさんが、たくさんの提案をしてくださいました。写真集チームの皆さんは本当に素敵な方ばかりで、全員が同じ方向を向きながら「良いものを作ろう」という思いを共有し、楽しそうに仕事をされていて。その空気感があったからこそ、良い作品が生まれたと思っています。

乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐

――そのほかの先行カットで言えば、犬と並んでちょこんと座った2ショットが可愛くて、話題になっています。

梅澤:そう、そのワンちゃん! すごく可愛くて(笑)。裏表紙にも、また違うワンちゃんと撮影したカットがあるんですけど、どちらも街で出会った子たちなんです。イタリアでは街でお散歩している方がたくさんいらっしゃったので「撮ってもいいですか?」とお願いして実現しました。街の人たちは目が合えば優しく微笑んでくれるし、初めて会った人同士とは思えないくらい温かさにあふれていた自由な街でした。

乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐
乃木坂46梅澤美波2nd写真集ポストカード特典(NIC リテールズ)

――イタリアというと男性が挨拶がわりに女性に声をかけるようなイメージもありますが……。

梅澤:ありました、ありました(笑)。「What’s your name?」と名前を聞かれて、私も「Minami!」と答えたり。ドレスを着た私を見て「beautiful!」と褒めていただいたので、「Thank you!」と返していました(笑)。

――ブログでは1st写真集を振り返って「少し表情に固さもあるんだけど、そんな姿さえお気に入りで」と綴られていました。一方で、この2nd写真集では、より素に近い、さまざまな表情を見せてくれている印象がありますが、梅澤さんの中でどんな変化があったのでしょうか?

梅澤:長く活動を続ける中で、自分にはたくさんの味方がいることに気づけるようになりましたし、大きなライブやさまざまなお仕事を重ねることで、少しずつ自信もついてきました。そうした経験を通して、「どう見せるか」を考えすぎることがなくなったんです。

 自分をきれいに見せることだけを意識するのではなく、自然体でいられたらいいなと思っていて。今回は、とても晴れやかな気持ちでイタリアに向かえたこともあり、1st写真集の頃とは見違えるくらい成長した自分が、ここに写っているんじゃないかなと思います。

乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐
乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐
乃木坂46梅澤美波2nd写真集『透明な覚悟』(光文社)撮影・東 京祐

――また、2nd写真集を発表した際のブログには「喜んでくれているかなあ。」という言葉が綴られていました。その一文からは、梅澤さんがご自身のファンの方々の反応を思い浮かべているように感じました。

梅澤:そうですね。この作品は「キャプテン」という肩書きを置いた私がいます。乃木坂46のキャプテンとしてではなく、「乃木坂46・梅澤美波」という一人の人間の“今”を感じてもらえる一冊になっていると思っているので、ぜひ1st写真集と見比べながら成長した姿を楽しんでもらえたら嬉しいです。
 

グループへのリスペクト「私にとって“乃木坂46”は明確なイメージがあって」

――時代ごとに音楽のトレンドがあるので、グループが変化することは宿命だと思うのですが、乃木坂46は今年8月で結成15年目にして「乃木坂46」というグループ名から想起される良いブランドイメージが根強い。進化しながらグループの良さを継承していくからこそ長くシーンのトップを走ってると思っているのですが、梅澤さんのブログを読むと「乃木坂らしさ」という言葉をよく使っていて、グループの歴史への強いリスペクトを感じます。

梅澤:それは私自身が乃木坂46のファンだったというのが大きいと思います。グループを好きになった理由も、乃木坂46が他のアイドルグループとは違う───どこか異質な存在に感じていたんです。

 というのも、私にとっての「アイドル」は、ミニスカートやキラキラした衣装を着て、可愛く踊るようなイメージが小さな頃からあって。私もそういうアイドルに惹かれていたこともあったのですが、そんなイメージを持っていた私にとって乃木坂46は「この形もアイドルって言えるんだ」と思わせてくれる、新しいアイドル像を作ったグループでした。

 丈の長いスカートや、なんとも言えない儚さを持ったグループの雰囲気も「すごく素敵だな」と惹かれました。楽曲も、ただ前向きなメッセージを届けるだけではなく、歌詞の中で描かれる主人公は、少しネガティブな感情を抱えながらも、そっと寄り添ってくれる。私にとって「乃木坂46」はそういったイメージが明確にあって。だからこそ「この良さは絶対になくしちゃいけないよね」という思いが、自分の中でとても大きくて。だから「乃木坂らしさ」ということには、すごく頑固なんだと思います。

――素敵な頑固さだと思います。特に1期生はファッション誌の専属モデルやミュージカル、文筆活動などグループ外で活躍するメンバーも多いことから、個性豊かなグループになっていった印象があります。その点で言えば、特に3期生がその系譜を色濃く継承していて、梅澤さんもモデル活動のほか、映画や舞台など継続的に出演しています。

梅澤:そこも、つないでいきたいもののひとつだと思っています。私が大好きな白石麻衣さんは、まだファンだった頃にファッション誌で見かけて、「アイドルをしながらモデルもできるんだ」と、当時とても驚いた存在でした。アイドルとして活動しながら、専属モデルとして女性からも支持される、いわゆる“二刀流”の姿が本当にかっこいいなと思ったんです。

 もちろん、そこに至るまでには大変なこともたくさんあったでしょうし、背負っていたプレッシャーも相当大きかったはずだと思います。そうした先輩方の存在があったからこそ、乃木坂46に「ファッション」的なイメージが根づいていったんだと思います。

 私は身長もあったので、先輩たちが切り開いてくれたその道を、今度は後輩たちにつないでいきたい。そういう思いは強く持っています。

――梅澤さんがグループに加入して10年目になります。海外公演や名だたるアーティストとのコラボレーションなど、多くの経験と達成を重ねてきた今、梅澤さんのモチベーションはどこにあるのでしょうか。

梅澤:ファンの方からも「モチベーションが上がる、下がる」という言葉を聞くことは多いんですけど、私自身はモチベーションが上下する感覚があまりなくて、やるべきことが目の前にあれば下がるものでもないと思っています。

ただ「何のために」と聞かれたら、とにかくグループを長く繋いでいきたい、という思いが一番にあります。みんなで今まで繋いできたものを壊したくない、という気持ちがあるからこそ、自然と上を見て頑張れるし、いろんな欲も生まれてくるんだと思います。

――3期生は、乃木坂46が初めて紅白歌合戦に出場した翌年という、グループが大きな注目を集めるタイミングに加入しました。その後も、コロナ禍や1期生の卒業など、節目となる時期には、一番上の先輩として前面に立つ場面が続きました。プレッシャーの大きい局面が多かったと思いますが、3期生として、そしてキャプテンとして、「損な役回りだ」と感じたことはありましたか。

梅澤:正直、プレッシャーはとてもあります。グループがこれまで繋げてきたものを一つもこぼしたくないし、途絶えさせたくないという思いがあるからこそ、年々そのプレッシャーは大きくなっています。でも逆に言うと、それがないとやりがいを感じられないとも思うんです。プレッシャーや危機感があるからこそ、頑張れる。ちゃんと危機感を持てている自分に、どこか安心している部分もあります。

 私たち3期生は、先輩方がものすごく勢いのあるタイミングで加入しました。だから最初は「先輩たちの力になれるように」「邪魔にならないように」という気持ちで活動していました。

 でも今はそのプレッシャーがあることよりも「繋げられる場」にいられてよかったなと思っています。誰よりもグループが好きだという自信だけはあるので、その思いを持った自分がここまで走り続けてこられたことが、本当によかったなと感じています。

 メンバーみんなが乃木坂46が好きで、グループに想いを持って活動していると思います。いろんなものを繋ぎ、守ってきたその瞬間を、この目で見てこられたことは、自分にとって本当に大きな経験でした。今は心から「その場にいられてよかった」と思います。

――大変すぎる役割と順番だと思っていたのですが、3期生でいられたことが良かったと感じているんですね。

梅澤:良かったと思ってます。大好きな先輩たちが卒業していく姿を見送れたことも「なんて幸せなことなんだろう」って。ファンだったからこそ、先輩たちが最後にすべての力を注いでグループを去っていく姿は、やっぱり忘れられない。全部を見届けることができてよかったなと思っています。

――キャプテンとして偉大な歴史を背負うプレッシャーも大きいと思いますが、近年のライブを拝見していると、梅澤さんが年々ライブを楽しんでいる様子がすごく伝わってきます。

梅澤:本当は「楽しむこと」が一番大事なはずなのに、意外とそれを忘れてしまいがちというか……。楽しむ以前に背負うものが多すぎて、そこにまでたどり着けなかった時期もありました。でも、それって本当に届けたいものではないなと思って。楽しんでいることも、いろいろ考えながら向き合っていることも、やっぱりパフォーマンスに透けて出るものだと思うんです。だからまずは、「自分が楽しむ」ということがすごく大事なんだと、考えられるようになりました。

 キャプテンに就任して1年目は、正直そこまでの余裕はなかったと思います。ただ、とにかくライブがうまくいくように取り組んでいましたし、それはそれで、その時の自分なりの正解だったと思っているので悔いはありません。

 ただ3期生がグループで一番先輩になった今だからこそ、先陣を切って楽しんでいこうという気持ちは強くなりました。私が後輩だったときも、先輩たちがライブを楽しんでいる姿を見るのが、私は嬉しかった。だから今は、自分がそういう姿を後輩に見せたい。そんな思いから今は「楽しむこと」をすごく大事にしています。

■書誌情報

乃木坂46 梅澤美波2nd 写真集『透明な覚悟』
撮影:東 京祐
価格:2,800円(税込)
発売日:2026年2月3日
出版社:光文社

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