江戸ブームを牽引した杉浦日向子の名作『花のお江戸の若旦那』新版
杉浦日向子による『花のお江戸の若旦那 新版』(河出書房新社)が1月26日(月)に発売。
1980年代の江戸ブームを牽引した、漫画家であり江戸風俗研究家、文筆家の杉浦日向子。杉浦が描いた唯一のオールカラー漫画が、新版として蘇る。『百日紅』『合葬』『おーい、応為』と映画化作品も多く、没後も熱い支持を集める杉浦作品。本作『花のお江戸の若旦那』は、洒脱でユーモアあふれる江戸の暮らしを、“粋”な若旦那・福太郎の目線で描く、「彩色江戸漫画」という珍しい作品となっている。
薬種商「志摩屋」三代目、のらりくらりの福太郎が見つめる江戸の風景。時代を超えて新鮮に響くセリフ、緻密に描かれた街の風俗、そして柔らかくも艶のある色彩は、杉浦日向子らしい世界が広がる江戸カルチャーの入門書だ。
『花のお江戸の若旦那 新版』収録作品(全八話)
落花狼藉(初出1983.1.14)
三味線枕(初出1983.4.29)
海千山千(初出1983.7.29)
新宿綺譚(初出1983.10.14)
徳若に御万歳(初出1984.1.20)
百物語(初出1984.8.3)
梅雨のはて(初出1985.5.31)
秋色とりどり(初出1987.10.16)
いずれも「アサヒグラフ」に発表
著者プロフィール
杉浦 日向子 Hinako Sugiura
1958年、東京生まれ。漫画家・江戸風俗研究家・文筆家としてテレビでも活躍した。1984年「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞受賞、1988年「風流江戸雀」で文藝春秋漫画賞を受賞し、1980年代の江戸ブームを牽引した。代表作に「百日紅」「百物語」「一日江戸人」「江戸アルキ帖」「YASUJI東京」など。漫画・著書多数。2005年、逝去。2015年5月、代表作の「百日紅」が原恵一監督(制作Production I.G)により「百日紅~Miss HOKUSAI~」としてアニメーション映画化され、同年秋には「合葬」も実写映画化された。2025年秋、「百日紅」の実写映画「おーい、応為」(監督・大森立嗣)公開。
■書誌情報
『花のお江戸の若旦那 新版』
著者:杉浦日向子
価格:2,200円(税込)
発売日:2026年1月26日
出版社:河出書房新社