日向坂46 河田陽菜「涙が出そうなくらい素敵な日々でした」グループと写真集『テイクオフ』への想いを語る

 日向坂46の2期生・河田陽菜。2017年にけやき坂46(通称:ひらがなけやき)に2期生として加入し、愛らしさと飾らない発言でファンの心をつかみ、日向坂46の改名後にはグループのスローガンである“ハッピーオーラ”を体現してきたメンバーだ。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

 そんな彼女にとって2冊目となる写真集『テイクオフ』(竹書房)が、11月11日に発売される。本作は、幸福度ランキング上位の国として知られるデンマークのコペンハーゲンを巡りながら見せる無防備な笑顔やリラックスした素顔、そして加入当初からは想像もできないほど大人な表情が印象的な一冊となっている。また巻末にはグループ卒業について語ったロングインタビューも収録されており、等身大の“今”を余すことなく切り取った写真集となっている。

 今回のインタビューでは、写真集の撮影エピソードに加え、約8年在籍したグループの卒業やこれまでの活動を振り返ってもらった。

【インタビュー最後にサイン入りチェキプレゼントあり!】

2冊目の写真集はデンマークで撮影「ちょっとかぶれて帰ってきました(笑)」

――2作目となる今回の写真集『テイクオフ』ではデンマークで撮影をしています。

河田:撮影中は、毎日が楽しすぎて「ずっと撮影していたい!」と思っていました。1日が終わるのが本当に寂しくて「今日が終わったら、もう残り1日なんだ……」とカウントダウンしてしまうくらい。撮影は3日間、移動を含めて約1週間ほどでしたが、本当にあっという間でした。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

――先行カットを見ても、楽しんでいる様子が伝わりますね。

河田:有名なビール店でテイスティングしたり大きなシナモンロールを食べたりしました。他にもアヒルの置物がたくさん置いてあるお店にも連れていってもらったりと、すごく楽しかったです。

 撮影中は写真集チームの皆さんが色んなことを助けてくださったんですけど、アイスクリーム屋さんに訪れたときは「アイスは自分で注文してみよう!」ということになって、ひとりで注文してみました。難しそうだと思ったんですけど、店員のおじさんがずっとコーンを焼いているお店だったので、カップかコーンを選ぶ必要がなくて。「ストロベリー」と「マンゴー」の二単語でスッと注文できました。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

――河田さんにとって海外に行くこと自体も、ほとんど初めてだったそうですね。

河田:けやき坂46時代にイベントで韓国へ行って以来で、旅行のような時間を過ごしたのは初めてでした。長時間のフライトが怖くて海外旅行に行けていなかったんですが、今回は14時間のフライトもほとんど揺れず、映画を観たりご飯を食べたりしていて、お家にいるような感覚でした(笑)。今回の撮影で、海外旅行へのモチベーションが一気に高まって。帰国してからは海外のことばかり調べて、ちょっと海外にかぶれて帰ってきました。

――3年前に発売された1st写真集と比較して、本作との違いをどのように感じていますか?

河田:1st写真集は国内での撮影でしたが、今回は海外ということもあり、作品全体の雰囲気もはっきりと違いが出ていると思います。景色の美しい場所で撮影したので、デンマーク旅行の参考にもなる写真集になっていると思います。

――「地球の歩き方」みたいな使い方もできるんですね(笑)。

河田:そうですね(笑)。実はファンの方の中には既に「デンマーク行くよ」と言ってくれた方もいて。ぜひ写真集を読んで、聖地巡礼してほしいです(笑)。

「アイドルとしての集大成となる一冊」

――撮影中に、河田さんが「ゾーン」に入ったというエピソードをお聞きしました。

河田:恥ずかしい(笑)。ホテルでのパジャマ衣装で撮影したとき、すごく自由に動いているとスタッフさんに「お、ゾーン入ってるね!」と言われて。2時間休憩した後での撮影だったので、ベッドでゴロゴロしたり、いろんな表情をしたりして。たくさん動き回ったのでカメラマンさんはすごく大変だったと思いますが、そのページにも注目してほしいです。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

――お気に入りのカットはありますか?

河田:スワンボートに乗っているカットが思い出深いです。私一人が写っているカットなのですが、実際は周りで写真集チームの皆さんも乗っていて。みんなで競争したりして、すごく楽しい光景でした。

――発売前から写真集の先行カットが盛り上がっていますね。ファンやメンバーの反応はいかがですか?

河田:ファンの方々からは「毎日公式アカウントが更新されるのが楽しみ!」とたくさんの声をいただいていて、喜んでもらえているのが本当に嬉しいです。ピンクの衣装でパンを食べている先行カットは、メンバーの間でも人気が高くて。公開された日に──多分、半分いじってると思うんですけど(笑)、4期生の山下葉留花が、表情を真似した写真を送ってきてくれました。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

――改めて河田さんにとって、この写真集はどんな一冊になりましたか?

河田:アイドルとしての集大成の一冊だと思っています。手に取ってくださったファンの方が、何年か経って「あ、そういえば推してたな」と思ったときに、この本を読み返すことで"アイドル・河田陽菜"を思い出せるような、記憶が蘇るような一冊になっていたら嬉しいです。

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)
日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)
日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』(竹書房)

「これが私と会える最後の機会になる方がいるかもしれない」

――グループ卒業を発表したブログでは「みんな、なんとなく感じていたのかな」と綴られましたね。

河田:卒業を匂わせていたわけではないんですけど、なんとなくファンの方々には、「次は自分だ」と思われているかなと思っていました。発表後にファンの方々とお話ししていると、実際に予想をしていた方は半々くらいで、「分かっていたよ」という声もあれば、すごく驚いていた方もいました。

――個人的には驚きもありました。いつ頃から卒業することを考えていたのですか?

河田:卒業を決めたのはそんなに前ではないんですけど、スタッフさんと相談しはじめたのは発表の一年前くらいです。ただ、これまでにも高校を卒業したタイミングや20歳になった頃など、年齢の大きな節目を迎えるたびに考えていました。

――となると、この一年は卒業することを意識しながら活動されていたんですね。

河田:そうですね。ライブやミーグリに来てくださる方の中には「これが私と会える最後の機会になる方がいるかもしれない」ということは念頭にありながら、活動していました。

 私にとって去年のツアーが最後だと思っていたので、今年参加できていることに喜びもありつつ、あっという間に卒業の日を迎えると思っているので、ひとつひとつの時間を噛みしめながら過ごしています。

「アイドルでいられる時間がいちばん楽しかった」

――河田さんはデビュー初期によく泣いていた印象があります。

河田:昔は涙腺がすごく緩くて。全部の感情表現が「泣く」ということでしか表せなかったです。不安だったら涙が出るし、何かできないことがあったら涙が出るし、焦っては涙が出るし……。加入当初は振り入れで、よく泣いていましたね。

――今は泣かなくなったんですね。

河田:昔はいつも気負って過ごしていたのですが、経験を重ねる中で「まあいいや精神」というか「なんとかなるだろう」という気持ちが出てきて。今では活動中に泣いてしまうのは、メンバーの卒業ライブくらいで、ほとんどゼロになっていて。振り入れで泣いていた当時の自分に「大丈夫だよ」と教えてあげたいです。

――河田さんは“アイドルであること”をとても大切にしてきた印象があります。

河田:そうですね。皆も最初はアイドルになりたくてグループに加入したと思うのですが、私は活動を続けていても「アイドルでいること」が一番大事でした。活動中にも、様々な場面で「夢はなんですか?」と聞かれることもあったのですが、他にやりたいことが見つからなくて。それが、悩みでもありました。

――次のステップのための活動ではなくて、アイドル活動が楽しかったんですね。

河田:そうですね。アイドルでいられる時間がいちばん楽しかったです。

――これまでの活動の中で、アイドルとして成し遂げたこと、印象的だったことを教えてください。

河田:たくさんあります。写真集もその一つですが、どの活動でもファンの方が喜んでくれることがすごく嬉しくて。センターを務めさせていただいた楽曲『ガラス窓が汚れている』では、MVが制作されることを聞いた時は不安な気持ちでいっぱいだったのですが、その一方でファンの方が喜んでくれる姿を想像すると楽しみでもあって。どんなに辛い時や不安な時でも、ファンの方の顔を思い浮かべることで頑張ることができたから、おひさま(日向坂46のファンネーム)の力は偉大だなと思います。

――ファンの方々の反応がモチベーションだったんですね。

河田:そうですね。私は「自信ないです……」みたいな感じにはなりたくないんですけど、やっぱり素敵なメンバーがたくさんいるグループで活動していると、その気持ちがどうしても出てきてしまうことがあって。不安にのまれそうになることがあったのですが、ファンの方が「陽菜ちゃんなら大丈夫」と元気づけてくれて、私が活動しやすくなる言葉をいつも伝えてくれました。アイドル活動中のモチベーションは全部、ファンの皆さんでした。

――改めて、河田さんにとって日向坂はどんな存在でしたか?

河田:本当に「大好きだな」と思えるグループでした。過去の映像を見返すと、涙が出そうになるくらい素敵な日々だったなと感じます。アイドル人生を終えるときに、そう思えることはすごく幸せなことだなと思っています。もちろんいろんなことがありましたが、それを忘れてしまうくらい楽しい思い出ばかりです。

 それは“日向坂”だったからこそできたことで、メンバーも“日向坂”だからこそ出会えた子たちばかり。頼もしい先輩もいて、かわいい後輩もいて……改めて「日向坂って最高だな」と思います。

▪️商品情報

日向坂46 河田陽菜2nd写真集『テイクオフ』
出版社:竹書房
発売日:11月11日発売(一部地域では発売日が異なる場合あり)。
価格:2690円(税込)

日向坂46 河田陽菜さんのサイン入りチェキを1名にプレゼント!


【応募方法】
リアルサウンドブックの公式X(旧Twitter)フォロー&該当ポストをリポスト/リアルサウンドブック公式Instagramをフォロー&投稿をいいね&コメントいただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。

当選者の方には、リアルサウンドブックの公式Xまたはリアルサウンドブック公式InstagramアカウントよりDMをお送りいたします。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※同一の方による複数アカウントからのお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。(XとInstagramについては重複とみなさず、それぞれご応募を承ります)

※営利目的の転売は固くお断りいたします。

リアルサウンドブック 公式X(旧Twitter):https://x.com/realsound_b
リアルサウンドブック 公式Instagram:https://www.instagram.com/realsound_b/
(※Instagram上で、上記URL以外の「リアルサウンド」を名乗るアカウントには十分にご注意ください)

<応募締切> 2025年12月11日 23:59まで

関連記事