【漫画】死んだはずのクラスの人気者”山田”の声が聞こえる…? 『死んだ山田と教室』配信開始

 『死んだ山田と教室』が2025年10月29日より毎週水曜更新でマンガアプリPalcyにて連載配信をスタートする。

 本屋大賞2025にもノミネートされた作家・金子玲介による青春小説が、ついに漫画化。『死んだ山田と教室』が、2025年10月29日(水)よりマンガアプリ「Palcy(パルシィ)」で毎週水曜更新として連載が開始。本作は、“死”から始まる青春譚を描いた3作品同時コミカライズのひとつで、男子高校を舞台に展開される。初回は第1話の6エピソードが一挙無料公開され、配信開始直後から話題を集めている。

 物語は、夏休み直前に事故で命を落としたクラスの中心人物・山田の死から始まる。2年E組の教室は沈痛な空気に包まれ、担任教師の試みも虚しく、生徒たちはそれぞれ心を閉ざしてしまう。だが新学期初日、教室のスピーカーから突然「死んだはずの山田の声」が響き渡る。その声はいつものように明るく、どこか優しげで、教室に久々の笑いを呼び戻す。やがて、山田が提案した「最強の席順」による席替えが始まり、クラスの中で止まっていた時間が再び動き出していく。

 生と死、喪失と再生をテーマに、笑いと涙が交錯する“もうひとつの青春”を描く本作。漫画版の作画を担当するのは、繊細な筆致で男子高校生の心情を描くのべつけい。編集担当者が「青春そのもの」と評した原作の感動を、柔らかな線と温かな表情で再現している。

 「#死んだ山田と教室」のハッシュタグでSNSでも盛り上がりを見せる本作。心に残る青春の記憶をもう一度呼び覚ます、感動のコミカライズとなっている。

■あらすじ
青春と教室に置き去りにされた"あいつ”の話――。山田が死んだ。
2年E組の中心だったあいつは、飲酒運転の車にひかれたらしい。夏休みが明ける、直前のことだった。クラスの雰囲気は最悪。担任の花浦は生徒を元気づけようと席替えを提案するが、反応なし。そんなときに教室のスピーカーから聞こえてきたのは、死んだはずの山田の声だった……。
本屋大賞2025ノミネートで話題沸騰の青春小説、待望のコミカライズ!

■みどころ
夏休みの終わり、突然の事故で亡くなった山田。クラスの中心だった彼を失い、誰もが気持ちの整理がつかないまま新学期を迎えます。
沈黙に包まれた教室で、突如スピーカーから聞こえてきたのは“死んだはずの山田の声”。
その声は、どこかいつも通りで――少しおどけていて、優しくて。
混乱と驚きの中、クラスに久しぶりの「笑い」が生まれる瞬間が訪れます。
そして、山田の提案で始まる「最強の席順」による席替え。
なぜこの順番なのか――その意味を知ったとき、クラスのみんなに笑顔が戻り、胸が熱くなります。生と死の境界を越えて届く山田の声が、仲間たちの“止まっていた時間”を少しずつ動かしていくーー。

■担当編集者からのコメント

原作小説を読み終わった途端、私は涙を流しながら震える手でスマホを打ちました。
「のべつさん、この小説すごいんです!!!青春そのものです!!!!」
漫画家ののべつけい先生は、新人賞の頃から一緒にお仕事をしていただいている仲。男の子たちの心情や関係性を緻密に描ける、かけがえのない作家さんです。のべつ先生ならこの作品が好きに違いない!と本当に推し小説を布教したところ、のべつ先生も大絶賛。
その後、編集部の先輩から「コミカライズありなんじゃない?」と後押ししてもらい、小説家の金子玲介先生の許可をいただき、企画が始まったのが本作です。小説を読んだ誰もが、ありもしないはずの「男子高校生だった時の青春」が蘇ること間違いなし!そんな小説を、のべつけい先生の美しいタッチでお贈りいたします。
ぜひラストまでお付き合いくださいませ!

■書誌情報
『死んだ山田と教室』
原作:金子玲介/漫画:のべつけい
配信日:2025年10月29日
更新日:毎週水曜更新
出版社:講談社 マンガアプリPalcy

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