伊藤潤二ら著名人が絶賛 性とホラーを描く『風俗怪談』第1巻刊行
漫画『風俗怪談』(冨手優夢/原案協力:三村真/小学館)の単行本第1集が10月30日に発売される。
本作の舞台となるのは、人間の欲望が露わになる場「風俗」。欲望が表れたとき、異界の扉が開いて「何か」が起きてもけっして不思議ではない……。怖くて面白い、風俗ならではの「粒ぞろいの怖い話」が描かれる作品。
単行本の発売に合わせ、さまざまな作家・編集者などから記念コメントも寄せられている。
ホラー漫画家・伊藤潤二は「大胆なエロスと隠し味のユーモアを程よく混ぜ合わせた恐怖が、濃密な画面の端々から隠微に湧き上がってきます。眠れない夜のお供に」とコメント。
『住みにごり』(小学館)の作者・たかたけしは「怖い!汚ない!ひどい!でもなぜかほっこり!ちょうど、こういう面白いホラー漫画を読みたいとこでした。風俗店の待合室の本棚に置いてほしい1冊です」とコメントするなど、漫画家からの声が寄せられた。
漫画家のみならず、怪談家・ぁみは「性を軸に起こる恐ろしくも不可解な怪異と、それをまとう人間ドラマが古き良き時代を彷彿とさせるタッチと世界観で輝く。この令和において極めて貴重な、恐怖の魅力を楽しめる温故知新の秀逸なホラー。最高!」とコメント。
都市ボーイズ・岸本誠は「風俗業界とは人間の欲望がダイレクトに反映曜日に更新されている。そこには剥き出しのままの欲望や愛憎が渦巻いている。そしてなぜか人の情念の濃い場所にこそ怪異は寄せられる。人と怪異を結びつけるのは、案外身近にある人の欲なのかもしれない」とコメント。
加えてオカルト編集者・角由紀子は「最強の色情霊図鑑!令和のエロ心霊カーマスートラ!深い!エロい!怖い!私は真剣に読みました!エロと心霊のジャーナリズムがここにある!」とコメントを寄せている。
また単行本の発売を記念し、「ピッコミ」では10月30日~11月5日まで全話が無料で読めるキャンペーンも実施される。
■書誌情報
『風俗怪談』
著者:冨手優夢
原案協力:三村真
価格:770円(税込)
発売日:2025年10月30日
出版社:小学館