『なんと!でんぢゃらすじーさん』最終回! 24年続いた”でんぢゃらすじーさん”シリーズは本当に終わるのか?

 人気ギャグ漫画『なんと!でんぢゃらすじーさん』が、9月12日(金)発売の「月刊コロコロコミック 10月号」(小学館)で連載の終了を発表した。

 作者の曽山一寿はX (@soyamanga)で、「8年間という連載期間、幸せな時間をすごさせていただきました。 今まで応援ありがとうございました!」というコメントと共に、じーさんや孫の洋助など登場キャラが画面に所狭しと描かれたイラストも投稿された。


 この投稿は23万を超えるいいねを記録し、『ライチ★光クラブ』『帝一の國』の古屋兎丸が「初めまして。おめでとう御座います! 息子と一緒に読んで大笑いしてました。 本当にお疲れ様でした」と祝いの言葉を、『アイシールド21』『Dr.STONE』の原作者である稲垣理一郎(@reach_ina)も「おつかれさまです……!!ありがとうございました!!!」と長年続いた「でんぢゃらすじーさん」に労いのコメントを残している。


 2人の他にも、『あげおとティム』の人間まお(@ageomao)、『モジポニカ!』の安藤正基、『マネーウルフ』原作のフカホリユウキら漫画家たちもファンに混じって曽山に惜別の言葉を送っていた。


 しかし、この『なんと!でんぢゃらすじーさん』の最終回報告には疑念の声も上がっている。8年の連載を終える『なんと!でんぢゃらすじーさん』だが、「でんぢゃらすじーさん」シリーズとしては3作目。今までに2度、最終回を迎えた翌号から、休みも挟まずタイトルを変えた新シリーズが連載開始されている。このパターンを知っている読者からは「また連載がすぐ始まるんでしょ?」など次号での復活を予想するコメントも寄せられている。

 曽山は「でんぢゃらすじーさん」を描く傍ら、自身の生活を綴ったエッセイや、フリー素材だけを使って漫画を作る「フリー素材だけで漫画描いてみた」というユニークな制作も行っている。作品はブログやインスタグラム(@soya_manga)でまとめられており、こちらも反響を呼んでいた。

 2001年に連載が始まったシリーズ第1作『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』から『でんぢゃらすじーさん邪』を経て『なんと!でんぢゃらすじーさん』。24年続いたシリーズは本当に終わってしまったのか。ちなみに曽山のコメントは『「なんと!でんぢゃらすじーさん」は最終回となります。』だ。来月の「月刊コロコロコミック」発売時、新たな話題が待っているかもしれない。

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