由紀さおりが表紙に 年を重ねても毎日を楽しめる人の秘訣を特集『婦人公論』2025年10月号
由紀さおりが表紙を飾る『婦人公論』2025年10月号(中央公論新社)が9月12日に発売される。
今号収録の特集の1つは「年を重ねて、毎日を楽しめる人の秘訣」。人生後半を有意義にするために必要なものはなにか。健康、お金、人とのつながり……そして好奇心。年齢に関係なく輝いている人たちの言葉をヒントに、ワクワクできる方法を探す。
プライベートで長いつき合いだという、加藤タキと安藤和津。それぞれ80歳、77歳を迎えた今も、仕事に趣味に、充実した毎日を送っている。人生を楽しみ続けるために、大切にしていることとはーー。
オシャレや趣味、友人とのおしゃべりを楽しめない……。もしかしたら認知症グレーゾーンかもしれない、早めの対策で引き返せる可能性はある、と専門医は話す。朝田隆「4人に1人は効果あり 認知症グレーゾーンからUターンする方法」とは。
日本最高齢のピアニスト、室井摩耶子。終戦間際にデビューして以来、長年観衆を魅了してきた。「弾けば弾くほど深まってゆく 104歳、ピアノの道に終わりはない」では百寿を超えた今も、音楽の探求を続けている室井に迫る。
外出の機会も少ないし、楽しいことなんて滅多にない……そんなふうに感じている人はいないだろうか。日常のふとした瞬間におかしみを見つけ、エッセイに綴ってきた小林聡美×南伸坊による「見慣れた場所もじっくり観察 日常の面白がり方、教えます」。
昔は「暗記ばかりで退屈」と感じていた日本の歴史。けれど身近な文化や風習、家族のあり方、女性の生き方など「過去」を知ることが「今」の世の中を考えることにもつながるという。「クイズで学ぶ 知れば知るほど楽しい日本史」では史実の裏側について、本郷和人が解説する。
偉人の知られざる逸話や、教科書には載っていない真実など、掘り下げれば掘り下げるほど日本史はおもしろくなるという。「お金から性愛まで 当時の人々のリアルを感じよう」ではクイズを解きながら、日本史の理解を深めていく。
詩人の谷川俊太郎が、2024年11月に92歳で他界した。その活動は多岐にわたり、詩作のほか、児童文学の翻訳、アニメ『鉄腕アトム』主題歌の作詞なども手がけ、多くの人に親しまれている。「谷川俊太郎はやさしくて、ちょっとヘンな父でした」では娘の志野が思い出を語る。
日本を代表する映画監督の一人である篠田正浩が亡くなって半年が経った。妻であり、篠田作品に欠かせない主演女優でもあった岩下志麻が「今はまだ彼の不在に慣れません 二人三脚で歩んだ夫・篠田正浩との58年」にて夫との日々を振り返る。
2025年5月に結婚を発表した梅宮アンナと世継恭規。出会って10日という「スピード婚」に、多くの反響が寄せられたそう。「病も自分も、ありのまま受け止めてくれた人 病も自分もありのまま 私たちが出会って10日で結婚した理由」では二人の濃密な日々に迫る。
■書誌情報
『婦人公論』2025年10月号
発売日:2025年9月12日
定価:860円(税込)
出版社:中央公論新社