人気小説『純喫茶トルンカ』がコミカライズ 静かな喫茶店での出会いや心の交流を描いた物語

 小説『純喫茶トルンカ』のコミカライズが、2025年9月5日(金)発売の月刊誌『GoodsPress』10月号デジタル版にて連載が開始される。

 八木沢里志による原作小説『純喫茶トルンカ』は、静かな喫茶店を舞台に、人と人との出会いや心の交流を描いた文学作品で、2013年の刊行から人気が広まり、2022年には新装版も刊行されたロングセラー作品。国内では世代を超えて愛され続けると同時に、翻訳版を通じて海外でも高い評価を獲得している。

 コミカライズで作画を担当するのは、繊細な心理描写と温かみのあるタッチに定評のある漫画家・月城マリ。喫茶店の空気感や登場人物の心情を現代的に描き出し、原作の新たな魅力が引き出されている。

GoodsPress編集長・中山剛介コメント

「国内外で読み継がれてきた『純喫茶トルンカ』を、八木沢先生の作品世界を尊重しながらコミックという新しい表現でお届けできることを大変嬉しく思います。誌面とデジタルの両輪で展開することで、モノ誌読者にとっても新鮮な文化的読書体験になると考えています。」
創刊38年を迎える『GoodsPress』は、暮らしを豊かにする多彩なアイテムやカルチャーを紹介してきました。今回の『純喫茶トルンカ』コミカライズ連載は、モノ誌としての枠を超え、文化的価値を広く発信する新たな挑戦となります。

原作小説『純喫茶トルンカ』あらすじ

東京・谷中の路地裏にある小さな喫茶店『純喫茶トルンカ』を舞台にした3つのあたたかな物語。決まって日曜に現れる謎の女性とアルバイト青年の恋模様、自暴自棄になった中年男性とかつての恋人の娘との短く切ない交流、マスターの娘・雫の不器用な初恋――。コーヒーの芳ばしい香りが静かに立ちのぼってくるような、ほろ苦くてやさしい“奇跡″の物語。各所で反響を呼んだ傑作小説。

■書誌情報
『純喫茶トルンカ』
著者:八木沢里志
価格:781円(税込)
発売日:2022年6月8日
出版社:徳間書店

関連記事