本田真凜「ちょっと“小籠包ボディ”になってます」 台湾の美食体験にはにかんだ表情

 本田真凜の1st写真集『MARIN』が、講談社より8月21日に発売された。その発売記念会見が23日にSHIBUYA TSUTAYAにて開かれ、白のドレスに身を包んだ本田が登壇した。

 2016年の世界ジュニア選手権優勝など数々のタイトルを獲得し、2024年に現役引退したフィギュアスケーターの本田。いつか叶えたい目標の一つだったという初めての写真集は、彼女の24歳の誕生日当日に発売され、即重版が決定。会見には入りきらないほど、多くのメディアが詰めかけた。

 「夏生まれで名前も“Marin”なので、夏らしいシチュエーションで撮影したい」と自ら希望し、制作が進んでいった本作の撮影地は、台湾の台中と高雄。台湾は自身も試合やアイスショーで幼い頃から何度も訪れたことのある思い出の地だ。

 撮影の3週間くらい前からボディメイクのため、腹筋を1日300回を目標にしてやっていた本田は、「シックスパックというよりは、ちょっと縦にラインが入った腹筋に憧れているので、もともとトレーニングはしているんですけど、特にお腹の筋肉は力を入れたかなと思います」と自信満々に話す。撮影自体は2日半だったが、初日に台湾での目当ての一つだった小籠包が美味しすぎて40個ほど食べてしまい、「どこかからはちょっと“小籠包ボディ”になってます」とはにかんだ表情を見せた。

 お気に入りカットは、フォトセッションでもお披露目した赤いドレスのカット。写真集全体で見た時に締まるような写真で、編集スタッフの中でも好評だったという。「フィギュアの表現を意識したようなカットで、強い女性というのを意識しながら撮影していただきました。赤いドレスのページは背伸びした写真というか、ちょっと大人っぽくなるように意識した写真になりました」と本田は語っている。

 妹の望結と紗来には、撮影時点でパソコン越しに撮った写真を送っていたそうで、セレクトの際にも、似ているカットの中から妹たちの意見を取り入れていたという。「望結に見える写真だったり、紗来に見える写真が写真集の中に多いのが不思議」だと照れくさそうに話す本田は、写真集を捲った最初のページの白いワンピースのカットを挙げ、「みんなから紗来ちゃんに似てるって言われて、紗来に似てるのではなく、紗来が似てるんですけど(笑)。そんなことを思いながら撮影していたのが懐かしいなと思います」と感慨深そうに話した。

 写真集の会見ではお馴染みの点数を聞かれた本田は、自信満々に「1万点」とコメント。2冊目を期待され「あるんですかね。あったら嬉しいですね」と述べつつも、「次を出そうというのは正直考えずに、最初で最後の写真集と撮影に臨んだので、自分の全てという写真が詰まっているなと思います。そのあたりも見ていただけたら嬉しいです」とアピールした。

 フィギュアスケーターとしてだけでなく、9月には映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』で俳優としてもデビューする本田。「2日前に24歳になったばかりなんですけど、今年は去年以上にいろいろと準備していることだったり、新しい挑戦もたくさん準備しているので、キャリアウーマン的な忙しい1年を送れたらいいなと思っています」と今後の展望を語った。

■書誌情報
本田真凜1st写真集『MARIN』
価格:2,970円(税込)
発売日:2025年8月21日
出版社:講談社

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