【ONE PIECE考察】天竜人の危機で最後に笑うのは? 前代未聞の緊急事態に伴う“最悪の可能性”
「黒ひげ海賊団には、他人に化けられるカタリーナ・デボンがいます。彼女はわざわざエッグヘッドに現れ、“任務”を遂行しサターン聖に触れているんですよね。これからの作戦で、彼女がサターン聖に化ける必要があるのだと思います。五老星はともかく、他の天竜人はサターン聖の死を知らない可能性も高いです。そうなると、マリージョアに乗り込んだ後にサターン聖に成り代われば、本当になんでもできてしまいそうですよね。
天竜人相手には、食糧不足とサターン聖への変身というカード。そして黒ひげ海賊団は、海軍に対して人質ガープというカードも持っています。もちろんガープ自身や海軍全体として、ガープのために他を危険に晒す選択はしないでしょう。しかし、ガープの存在は確実に海軍内に不安と分裂を招きます。その綻びを、黒ひげは見逃さないと思います。そう考えると、黒ひげは世界を手に入れるためのカードを、着々と集めているような気がしますよね」
着々と準備を進める黒ひげは、最終的にどこまで到達するのだろうか。
「黒ひげは自身の目的を、海賊島を世界政府加盟国『黒ひげ王国』にすることだと語っていました。しかし、その目的はあくまで夢の道中にある第一目標だと思うんです。彼の真の夢は、世界の王になることだと思います。現在、世界の王といえるのはイム様でしょう。世界の王になるためには、イム様を倒す必要があります。もし黒ひげがイム様を本当に討ち、“虚の玉座”にさえ座ってしまったとき。黒ひげは自身の能力や強さに加えイム様の能力も手に入れた、世界を統べる最強最悪の敵としてルフィの前に立ちはだかるかもしれません」
ルフィの前に最後に立つ、ラスボス候補の筆頭として挙げられることが多い黒ひげ、マーシャル・D・ティーチ。最後に現れる彼は、我々が想像しているよりも最悪の存在になっているのかもしれない。