富士山の魅力は「登る」ではなく「下る」にあり? 密かなブーム『富士下山』とは?

 毎年多くの人々が山頂を目指す霊峰・富士。そんな中、あえて五合目から麓へと下っていく”富士下山トレッキング”が密かに人気を集めている。そんななか書籍『富士下山ガイド』が7月30日に静岡新聞社より発売された。

 本書は長年「富士下山」の魅力を伝えてきた静岡県富士宮市を拠点に活動するネイチャーガイド・岩崎仁が、富士山の中腹に広がる神秘の世界を案内するガイド本。

 18の下山ルートを、南麓エリア(富士宮口)・東麓エリア(御殿場口・須走口)・北麓エリア(吉田口・青木ヶ原樹海)の3章仕立てで紹介。富士宮口ではダイナミックな宝永火口の景観、御殿場口では美しい広葉樹の森、吉田口では富士講で栄えた信仰の遺跡など、個性あふれるルートをマップ付きで紹介する。

 道中に見られる植物や鳥、岩石なども詳しく解説しているので、山麓の自然を楽しみたい人にはうってつけのガイドブック。富士山の知られざる一面に触れられる1冊だ。

■著者プロフィール
岩崎仁
富士下山家。山梨県出身、静岡県在住。(財)日本野鳥の会、ホールアース自然学校、環境省田貫湖ふれあい自然塾を経て、2005年に「roots&fruits NATURE TOURS」を設立。2015年から「富士山ネイチャーツアーズ」代表として、登るだけではない富士山の魅力を発信している。「富士山の知られざる魅力に出会う自然旅行へ」をテーマにさまざまなエコツアーを展開中。第4回ジャパン・ツーリズム・アワード『国連世界観光機関倫理特別賞』など多数受賞。

■商品概要
著者:岩崎仁
出版元:静岡新聞社
定価:1760円(税込価格)
発行日:2024年7月30日
ISBN:9784783826415

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