雑誌連載終了も色褪せない『キャプテン翼』の魅力ーー豪華原画展の見所を徹底解説

 1981年の連載開始から長きに渡り日本のみならず世界中の読者に愛され続けているサッカー漫画『キャプテン翼』(高橋陽一)。2024年4月には惜しまれつつも雑誌連載という形式での漫画連載が終了し、現在はネーム形式での不定期連載という新たなチャレンジがスタートしている。

 そんな本作の待望の原画展が2024年7月24日から8月5日にかけて日本橋三越本店本館7階催物会場で全国に先駆けて開催決定。カラー原画や漫画原稿など150点以上の展示や限定グッズの販売やトークイベントの開催と盛り沢山の内容となっている。

『キャプテン翼』43年の歴史が詰まった夢空間

 日本橋三越本店本館7階の催物会場では1981年の連載開始から7年に渡り連載されたいわゆる無印と呼ばれる「小学生編」「中学生編」「Jr.ユース編」を初め、主人公の大空翼(おおぞらつばさ)率いる日本代表ユースが世界の強豪と激闘を繰り広げる『キャプテン翼ワールドユース編』、ヨーロッパのクラブへと移籍を果たした翼達の活躍を描く『キャプテン翼Road to 2002』『キャプテン翼GOLDEN-23』、最新作の『キャプテン翼ライジングサン』のカラー原画やモノクロ原稿を多数展示。

 そして作中屈指の人気を誇るストライカー日向小次郎(ひゅうがこじろう)、太陽王子(プリンチペ・デル・ソーレ)の異名を持つ中盤のダイナモ葵新伍(あおいしんご)達のイタリアでの苦闘の日々を描いた『海外激闘編IN CALCIO 日いづる国のジョカトーレ』、さらには名門バルセロナに移籍した翼がメガクラブ、R・マドリッドとの激闘を描いた『海外激闘編EN LA LIGA』まで網羅された胸熱なラインナップとなっている。

 また、世界で活躍する多くのプロサッカー選手にも多大な影響を与えたことでも知られる『キャプテン翼』。作品を愛する有名選手のサイン入りユニフォームが展示されることも発表されている。さらには作者である高橋陽ー先生の仕事場を再現されたコーナーや本原画展限定のフォトスポットも登場。試合中でテンションが上がり過ぎた翼同様に「ヒャッホーッ!!」と叫んでしまいたくなるような贅沢な空間が用意されていることだろう。

入場者特典や関連イベントも

 豪華特典も見逃せない。原画展来場者全員に「原画展来場記念特典『キャプテン翼ライジングサンFINALS』No.1-No.4」冊子がプレゼントされる。2024年4月に第1話がWeb掲載されたネーム連載の続きが早くも第4話まで見られるというだけでも驚きだが、136Pの特典冊子という形でゲットできることも嬉しいサプライズだ。大空翼とミカエル、二人の天才が激しく火花を散らすマドリッド五輪準決勝日本対スペインの激闘の最前線をぜひ堪能してほしい。

 さらにこれだけでは終わらない。7月27日13時より第2会場となる本館1階中央ホールでは高橋陽一先生のスペシャルトークショーが開催される。43年間に渡る作品連載時の想いやネーム連載という形式を決意した理由について等、ここだけでしか聞けない貴重なトークは必聴だ。

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