アニメ続編決定!『東京卍リベンジャーズ』カリスマなのに人間くさい、マイキーの魅力を改めて深掘り

作品初期から闇堕ちへの伏線は点在していた! 過酷すぎるカリスマの過去

 三天戦争編を見る前におさえておきたいのが、これまでの抗争内でのマイキーが闇落ちしそうになる伏線の数々だ。東京卍會と他のチームとの抗争の中でマイキーは、ことあるごとに他の人間なら耐えられないような苦渋の決断や理不尽な別れに直面している。

 例えば、アニメシリーズ第1期の血のハロウィン編。参番隊隊長であるパーチンのため、新宿を仕切る不良集団・愛美愛主(メビウス)に8・3抗争を仕掛けた際、無事同チームを東京卍會の傘下におくこととなるのだが、怒りがおさまらないパーチンが相手の総長、長内を刺して警察に捕まってしまう。タイムリープによって結果最悪の事態は逃れるが、パーチンを助けたいマイキーの優しさにつけ込んだ稀咲はこの回以降、ことあるごとに彼に取り入って東京卍會を内部崩壊させようと画策していく。

 また、血のハロウィン編では、東卍の創設メンバーである場地圭介が同じく創設メンバーだった羽宮一虎に刺されて瀕死となり、最終的に自害を選ぶという衝撃的なシーンも。ちなみに一虎はマイキーの兄・佐野真一郎を殺した彼にとって因縁の第手だ。タイムリープ前のエピソードでは、場地の死後にマイキーが正気を失い、一虎を殴り殺してしまうという展開となっており、第1期から闇落ちに繋がる展開がてんこ盛りなのである。また、昨年の天竺編では、妹のエマも稀咲によってバットで殴り殺されており、もはや武道がタイムリープで過去を変えようと奮闘していることだけがマイキーの心の支えと言っても過言ではない。

 あの「無敵のマイキー」がついに追い詰められて武道に助けを求めることとなる新シリーズ。土壇場での、彼の悲痛の叫びや人間くささがどのように描かれるのか要注目だ。

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