怖いけど続きが気になる! 『光が死んだ夏』から『僕が死ぬだけの百物語』まで注目のホラー漫画を紹介
SNSで話題沸騰のホラー短編集『僕が死ぬだけの百物語』
最後に紹介するのは『僕が死ぬだけの百物語』。2020年から連載が始まったこの作品は、小学生のユウマくんが百物語を始めるという形式の短編集だ。
SNSを中心に話題になり、「帰れない妻」といった幽霊系ホラーから、「喧嘩」のようないわゆる“ヒトコワ”まで、さまざまな怖い話が詰まっている。また、なぜユウマくんが百物語をしているのかという謎も物語の見所であり、ストレートな怖さが魅力のホラー漫画だ。
物語は、ユウマくんが学校の窓から飛び降りようとするシーンから始まる。クラスメイトのヒナが「百物語って知ってる……?」と話しかけ、彼の興味を引きつけることで飛び降りを思いとどまらせる。その日から、毎日1話ずつ怪談を語るようになるユウマくん。
エピソードのひとつである「オイタ様」は、受験生に起こる悲劇を描いたもので、特に人気の高い話だ。また「テケテケ」や「カカシ村」など、都市伝説や身近に潜む恐怖を描いたエピソードも含まれており、読者を飽きさせない。
物語はオムニバス形式で各話が独立しているが、全体を通してユウマくんの物語が進行していく。ユウマくんが百物語を語り終えたときに何が起こるのか、その結末が気になるところだ。読者からは「独特な絵柄に引き込まれる」「タイトルの意味が分からなすぎて怖い」との声も多い。
それぞれ異なる角度からホラーの魅力を引き出している3作品。その“謎”に引き込まれること間違いなしなので、ぜひチェックしてみてほしい。