今秋アニメ化の『ダンダダン』はキュンシーンが満載? “オタク男子”オカルンの意外なイケメンぶり

 霊媒師の家系に生まれ幽霊の存在を信じる女子高生モモとUFOの存在を信じるオタク少年高倉健ことオカルンが、様々な敵(宇宙人や幽霊)と戦う注目のバトル漫画『ダンダダン』。本作は、オカルトバトルとラブコメ要素を備えた作品だが、本稿ではそのラブ要素に着目。オカルンのイケメンな行動やキュンシーンをピックアップして紹介する。

まさにバトル漫画のヒーロー!? イケメン妖怪に変身してヒロインを救出

 本作最初のバトルは、モモとオカルンが、お互いに指定した心霊スポット、UFOスポットへ行くシーンからスタートする。オカルンは、心霊スポットでターボババアという幽霊に呪われてしまうが、逆に呪いを利用して妖怪に変身。セルポ星人なる宇宙人に捕らわれ拘束されてしまったモモを助けにいくのだ。

 第1話の登場シーンのオカルンは、学校でいじめにあっているただの気弱そうなメガネ男子なのだが、この宇宙人たちからモモを助けるエピソードでは印象が一変。自分と通話していたモモの携帯電話を利用して変身した姿で宇宙人たちの前に登場。彼らを出し抜き勇敢に戦う様子は、まさにバトル漫画の主人公然としていて実に頼もしい。宇宙人とのバトル中、彼は自分が戦う理由について、宇宙人と友達になりたいと渇望していたが結局宇宙人が来ず、クラスでいじめられる日々が続く中、モモがいじめから庇ってくれたからだと告白。女の子を守りたいという動機も、妖怪変身後のかっこいいルックスも、かなりのキュンポイントだ。

「彼女のためならバケモノにだってなってやる‼︎」男らしいセリフにも注目

 また、宇宙人たちとの対戦シーンでは、「彼女に触るなあ!彼女を傷つけるやつは許さない!!!」「彼女のためならバケモノにだってなってやる‼︎」といった、「ザ·少年漫画の主人公」を体現する漢気溢れるセリフを言う場面も。結局、このバトルでは自分一人では宇宙人は倒しきれず、最終的にはモモの超能力のおかげで勝利するという展開になってしまうのだが、この後のシーンでモモに向かって高倉健の名台詞「ジブン不器用なんで」を言ってドキドキとさせており、なんだかんだモテる男のポイントを押さえてくるのだ。

 また、学校エピソードの中で、モモの悪口を言った同級生男子に対して変身し怒りを露わにするシーンがあり、その話が友人を介してモモに伝わる、という恋愛フラグとも取れる展開も。『ダンダダン』は、バトル漫画としての面白さに加え、こうした青春を感じさせるキュンシーンやセリフが作中に散りばめられている。今後のTVアニメ化で、こうした原作のラブ要素がどんなふうに表現されていくのかにも要注目だ。

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