新作公開前にチェックしたい『ドラえもん』大長編

感動作からトラウマ作品まで! 『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』公開前にチェックしたい大長編

シリーズのなかで最も怖い作品といえば……

 感動作品だけでなく、少し変わった作品も紹介しよう。1988年に公開された『のび太のパラレル西遊記』は、シリーズのなかでもトラウマ映画として知られている。未来のゲーム機「ヒーローマシン」から『西遊記』の妖怪がこぼれ落ち、歴史を変えてしまうというストーリーだ。のび太たちは歴史を元に戻すために奮闘する。

 「パラレルワールドに入る展開が楽しい」「伏線回収が面白い」とされる一方で、「マジで怖すぎるんだが……」「現実世界への影響の大きさは絶望感がすごい」といった声も少なくない。怖さを求めて見返すファンもいるほどで、本作がどれほど恐怖を与えたのか推し量れるというものだろう。

 なお『のび太の地球交響楽』で監督を務める今井一暁監督が手がける作品には、2020年公開の『のび太の新恐竜』がある。ドラえもん連載50周年記念作品で、『映画ドラえもん』シリーズの40作目という節目の作品でもある。シリーズ1作目の『のび太の恐竜』とは全く異なる、オリジナルストーリーとなった。

 「懐かしいキャラが一瞬だけ出てくるのが嬉しい」「『のび太の恐竜』を見た人も圧倒されると思う」と、旧作を知っている視聴者からの評価も高い。まだ見たことがない方は、新作公開前に今井監督の過去作『のび太の新恐竜』を視聴してみてはいかがだろうか。

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