『リコリス・リコイル』アサウラの新作は、女性バディもの! 漫画『DOUBLE HELIX BLOSSOM』に高まる期待
2022年に大ヒットを記録したアニメ『リコリス・リコイル』。そのストーリー原案を手がけたアサウラが原作にクレジットされた新作漫画『DOUBLE HELIX BLOSSOM』が1月15日、漫画サイト「週刊コロコロコミック」で連載を開始した。キャラクターデザインは『終のステラ』のSWAV、作画は昨年、ネームで応募できる漫画賞「神ネーム賞」で入選を果たした西馬ごめゆきが担当している。
「みんなの笑顔を守るのが、私の仕事だから…」新人警察官の東雲菊(しののめ・きく)は、暴漢から子どもを守った代償に、致命傷を負ってしまう。現代の技術では治療不可能なため、コールドスリープの実験他になった彼女が次に目覚めたのは、60年後だった。彼女が所属していた警察機構は大きく様変わりし、民間警察が主流に。さらに、特殊能力を保持する人々が生まれ、テロリストが暗躍していた。そんななか、“凶悪犯罪者”で桁違いの能力を持つ月下香(つきさがり・きょう)とバディを組むことになってーー。
東雲菊は正義感に溢れ、少し抜けているがただならぬ能力を持っていそうな、好感の持てる主人公。一方の月下香は、すでに恐るべき能力を持ち、重たい過去や事情を抱えていそうな飄々とした少女だ。このバディの今後も気になるし、コールドスリープに入ったまま長年放置されていた菊の体を買い取った、民間警察を運営するヴィンセント社のトップ=マリア・ヴィンセントも気になる。
本作はもちろん、『リコリス・リコイル』とは全く別の作品であるため比較する必要はない。しかし、女性同士のバディものであり、第一話ではガンアクションも展開されていることから、早くもファンの期待が高まっている。人気次第ですぐにも映像化が視野に入ってきそうなところだが、面白いのは、ボードゲームの制作が同時進行していることだ。
ゲーム化を手がけるのは、怪獣戦略ボードゲームシリーズ『Kaiju on the Earth』の第一弾としてヒット作となった『ボルカルス』の上杉真人(I was game)×渡辺範明(ドロッセルマイヤーズ)という名コンビ。東京を舞台に怪獣側と人間側に分かれて争う、現在流行中の「マーダーミステリー」的要素のある作品で、『DOUBLE HELIX BLOSSOM』も刺激的かつファンがリアルにコミュニケーションを取りながら盛り上がれるものになりそうだ。
『DOUBLE HELIX BLOSSOM』第1話は「週刊コロコロコミック」にて、無料で読むことができる(https://www.corocoro.jp/episode/14079602755582617353)。第2話の配信は1月20日(土)の予定だ。