『銀魂』空知英秋、自虐満載で『うる星やつら』ラムちゃんを描く 「コソ泥作家がおしおきを受けに……」

 漫画家・高橋留美子の公式X(@rumicworld1010)にて展開されてきた、『うる星やつら』45周年&2024年1月のアニメ第2期放送を記念する豪華企画。人気作家たちが描き下ろした、同作に関連するイラストが順次公開されてきた。

 第1回の『名探偵コナン』青山剛昌に始まり、あだち充に久米田康治、藤田和日郎、『MAJOR』の満田拓也に『葬送のフリーレン』のアベツカサ、さらには『ONE PIECE』の尾田栄一郎に、『BEASTARS』の板垣巴留&『刃牙』シリーズの板垣恵介親子など、豪華作家陣が個性的なイラストでファンを喜ばせてきたなか、ラストを飾ったのは『銀魂』の空知英秋だ。

 愛らしい目元が印象的なラムちゃんが放つ電撃の先には、同じく高橋留美子の大ヒット作『らんま1/2』の早乙女玄馬(パンダ姿)と、『銀魂』に登場するペンギンのような宇宙生物・エリザベスの姿が。ともに言葉を発せず「看板」で会話をするキャラクターであり、エリザベスは「パクってすみません」と謝罪、玄馬は「なんでわしまでおしおき?」と当然のツッコミを見せている。空知らしいユーモラスな内容だ。

 イラストに添えられたコメントでも空知の自虐は続き、「るーみっくわーるどに影響を受けながら他誌で小銭を稼ぐコソ泥作家がおしおきを受けにサンデーにやってまいりました」と一言。「ラムちゃん 留美子先生 45年とはいわずあと50年、100年 我々日本中のダメなあたる達におしおきをしてくださいませ」と締めくくっている。

 美しい彩色にリスペクトが滲み、“らしさ”も全開のイラストにファンは歓喜。高橋留美子というレジェンドならではの豪華企画だったが、またどこかで、こうした豪華コラボレーションを見てみたいものだ。

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