『聖闘士星矢』100人の兄弟、全てが異母兄妹!? 意外と知られていない衝撃トリビア
35年以上も愛され続ける『聖闘士星矢』。日本での人気もさることながら、2015年4月~9月に配信されたWebアニメ『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』は世界をまたにかけるアニメ作品としてファンを魅了している。そんな『聖闘士星矢』にまつわる豆知識をご紹介しよう。ファンの間でも意外と知られていない情報、あなたは知っているだろうか。
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知られざる『聖闘士星矢』のぶっ飛んだ設定はギャグ要素も満載!?
『聖闘士星矢』の歴史は1985年に遡る。作者・車田正美氏による同漫画は「週刊少年ジャンプ」での連載が始まると瞬く間に人気を博した。翌年の10月にはテレビ朝日系列にてTVアニメが、さらにその翌年の1987年には劇場版『聖闘士星矢 邪神エリス』が公開されるなど、次々と快挙を成し遂げることに。同時にTVアニメは海外でも放送され、『Knights of the zodiac』の名称でジャパニメーションの先駆的な存在として世界中にファンを抱える作品になった。
同作品は女神アテナに仕える聖闘士(セイント)である主人公・星矢が、運命を共にする兄弟たちと地上の覇権をめぐる神々の争いに身を捧げるストーリー。武器を嫌うアテナのために88の星座を模した防具・聖衣(クロス)を纏い、自身の肉体を武器として戦いに挑む。冥王ハーデス十二宮編や聖域十二宮編などがあるが、天馬星座の星矢(ペガサス)、龍星座の紫龍(ドラゴン)、白鳥星座の氷河(キグナス)、アンドロメダ星座の瞬、鳳凰星座の一輝(フェニックス)がすべての物語に登場する。
そんな『聖闘士星矢』で戦闘候補生として集められた100人の兄弟たちが、実は異母兄弟というのはご存じだろうか。ペガサス星矢を含め聖闘士候補生100人の父が城戸光政という一人の男なのだ。候補生たちは皆同世代。つまり、設定としては母親が異なる子どもたちということになる。
星座の設定や必殺技にも『聖闘士星矢』ならではの豆知識が散りばめられている
また同作品ではペガサス座やりゅう座、白鳥座など、実在する星座とともに聖闘士が登場する。しかし、実は架空の星座の聖闘士がいるのだ。それは毒蜘蛛座のアラクネとケルベロス座のダンテ。なぜ実在しない星座が使われたのだろうか。
実はヘルクレス座に併合されて現在は存在しないが、ケルベロス座はかつて実在した星座なのだ。またイギリスで1700年代に発表された「ジョン・ヒルの15星座」には蜘蛛座があるので、そこからインスパイアされたのかもしれない。
他にも星矢の必殺技として知られる「ペガサス流星拳」。まるで波動のようにさく裂し、相手が吹っ飛んでいくイメージが強い人も多いと思うが、同技は実際に相手を殴ってダメージを与えている。
長い歴史の中で、数々のストーリーが誕生した『聖闘士星矢』。漫画やTVアニメだけでなく、ファミコンやPS2でも格闘アクションゲームとして親しまれてきた。同作品にはまだまだ知られざる豆知識が隠れているのではないだろうか。