『ばらかもん』ドラマ化発表で思い出される、天才・原涼子の名演 琴石なるのキャスティングはどうなる?

 長崎県・五島を舞台にした“ほのぼのアイランドコメディ”漫画『ばらかもん』(ヨシノサツキ)が4月12日発売の「月刊少年ガンガン」5月号より、期間限定で復活。同時に、なんとテレビドラマ化が発表された。「アニメ第2期」を期待するファンも少なくないが、うれしいサプライズだ。

 本作の主人公は、自作を酷評した業界の重鎮を殴ってしまい、キャリアを棒に振りつつある若手書道家・半田清舟。父で高明な書道家の清明は、彼に自分を見つめ直させるため、ゆかりのある長崎県・五島で生活させることに。当初こそ悪びれる様子もなく、突然の田舎暮らしに辟易する半田だが、五島の豊かな自然と、天真爛漫な少女・琴石なるをはじめとする地域の人々との交流のなかで、多くの大切なことを学んでいくーー。

 ドラマ化の詳細は未発表で、SNS上ではキャスティングについての議論が活発に行われている。主人公・半田清舟については、容姿端麗でやや神経質なイメージを作れる若手俳優から適任を見つけられそうだが、注目すべきはもう一人の主人公と言える、琴石なるだ。快活すぎるほど快活で人懐っこく、勉強は苦手でも大切なことがきちんとわかっている、方言の愛らしい少女。アニメ版のファンがどうしても思い出してしまうのは、天才・原涼子だ。

 2014年に放送されたテレビアニメでなるを演じたのが、子役として活躍していた、当時9歳の原涼子だった。そもそも五島列島の方言が難しいため、当初、作者のヨシノサツキもアニメ版は標準語になりそうだと考えていたが、神奈川県出身で方言に親しんでいないはずの原が完璧と言っていいレベルに仕上げてきたというエピソードは、ファンの間でよく知られている。BD /DVDの特典映像では、半田清舟役の小野大輔との五島旅行が収められているが、まさに琴石なるそのものだと評判だった。

 熱心なファンの多い『ばらかもん』のこと、いまもこのイメージを持ち続けている人は少なくないようで、2022年、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』への出演(望月聖役)がニュースになった際には、「17歳」という年齢に時間の流れを感じるコメントがSNS上に溢れた。原涼子はこの4月で18歳になる年齢で、当然ながら、琴石なる役でのキャスティングは望めないのだ(別の役での出演は期待したいところだが)。

 ほのぼの笑えて感動する『ばらかもん』のファンであれば、「イメージが違う!」と目くじらを立てるようなことはなさそうだが、アニメ版が好評だっただけに、やや厳しい視線が向けられるのはやむを得ないかもしれない。いずれにしても、どんなキャストがどんな『ばらかもん』像を新たに描いてくれるのか、詳細の発表を楽しみにしよう。

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