婚活バトル漫画『マリッジトキシン』はなぜ大物に愛される? 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴や『呪術廻戦』芥見下々の推薦も
漫画アプリ「ジャンプ+」で連載中の“婚活バトル”作品『マリッジトキシン』(原作:静脈/漫画:依田瑞稀)の第4巻が4月4日、発売された。ゾロ目で縁起のいいリリースになったが、注目は単行本の帯に大人気アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のキャラクターデザインを手がけたモグモが描き下ろしイラスト&推薦コメントを寄せていること。本作のヒロイン(?)である城崎が美しく描かれているが、コメントは「こんな魅力的なキャラが描けるようになりたい…私の憧れです!」と絶賛の内容だった。
『マリッジトキシン』は、恋愛経験のない凄腕の殺し屋(毒の使い手)・下呂の婚活を元結婚詐欺師の城崎がプロデュースする婚活バトルアクション。モグモ氏のコメントにもあるように魅力的なキャラクターが多く、推しキャラを選ぶのに困る作品だ。「人助けが最強の婚活である!」という展開がスッと入ってくるのは、不器用ながら誠実で戦闘スキルは最強、という下呂の好感度と城崎のキュートさ、読者も助けたくなる“花嫁候補”たちの魅力ゆえだろう。
そうして多くのファンを獲得してきた『マリッジトキシン』だが、最新第4巻もそうであるように、単行本が出るたびに「帯」が話題になってきた。
記念すべき第1巻にコメントとイラストを寄せたのは、言わずと知れた国民的ヒット作『鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴。「様々な柵(しがらみ)がありながらも、自分で答えを出し進んでいく主人公を応援しております! 依田先生の美麗な作画による新たな使い手たちの登場も待ち切れません!」と、ドラマとキャラクターに注目した“らしい”言葉が聞かれた。
かと思えば、第2巻では知育菓子「ねるねるねるね」で知られるクラシエフーズの開発担当者が登場。これは下呂がお菓子好きで作中にも「ねるねるねるね」をオマージュした商品が登場するためで、「下呂君『大人のねるねるねるね』で童心を忘れない笑顔溢れる結婚を!」と楽しいコメントが寄せられた。
さらに第3巻では、こちらも大ブレイク中の『呪術廻戦』の作者・芥見下々による描き下ろしイラスト&コメントを掲出。業界でも高く評価されている作画の依田瑞稀が以前、芥見のアシスタントを務めていた経緯から、「私の3点の指示から100点の仕事を量産した依田先生と静脈先生のケミストリー!!! 」と自虐を交えながら推薦している。
『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『水星の魔女』に「ねるねるねるね」と、フックのある作品&商品の作り手からも愛され、推される『マリッジトキシン』。ジャンプ+上では初回全話無料で読むことができるので、第5巻の帯を楽しみにしつつ、今のうちに追いついておこう。