『邪神ちゃんドロップキック』クラウドファンディング、 ついに6000万円突破 OVAの2話制作決定

『邪神ちゃんドロップキック(20)』(フレックスコミックス)

  アニメ『邪神ちゃんドロップキック』の公式が、OVA(オリジナルビデオアニメ)制作を目指し、11月30日から行っているクラウドファンディングがついに6000万円を突破。2話分のアニメ制作が確実となった。

 『邪神ちゃんドロップキック』は漫画家・ユキヲによる漫画で、これまでアニメは3期分が制作されている。“邪教徒”と呼ばれる熱狂的なファンを抱えていることでも知られ、その勢いはクラウドファンディングに顕著にあらわれる形となった。

 開始するとわずか35分で3000万円を突破し、アニメ1話分の制作が確約されたが、その後も勢いは止まることはなかった。1日で4,000万円を突破。その後も順調に金額を伸ばしていき、ついに12月17日には6000万円を突破したというわけだ。これにはファンの間からも喜びと驚きの声が上がった。Twitterに記念イラストをUPして、祝福するファンもいた。

 クラウドファンディングはまだ継続しており、今後はどこまで金額を伸ばしていけるか、見守っていきたい。そして気になるアニメの中身だが、クラウドファンディングで制作されるOVAなので、もちろんクオリティの高さは折り紙付きになることだろう。今後、クラウドファンディングとスポンサー次第では、テレビアニメーションの4期制作も視野に入ってくる。

 なお、原作の漫画も12月12日に20巻が発売されたばかりである。ユキヲの漫画では最長の連載記録、巻数である。基本的に1話完結の読み切りなので、どの巻からでも入っていきやすく、主人公の邪神ちゃんをはじめ、わきを固めるサブキャラクターも個性が強く魅力的だ。冬休みや正月休みの読書におすすめしたい作品である。

 北海道富良野市の議会の騒動など、何かと話題が多い『邪神ちゃん』だが、ますます目が離せなくなっている作品だ。引き続き、リアルサウンドブックでも追っていきたい。

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