羽生結弦の魅力が語り尽くされる日は来るのか? 28歳の誕生日に最新写真集&ムックが刊行

 2022年7月、競技シーンから退き、プロに転向することを発表したフィギュアスケーター・羽生結弦。本日12月7日に28歳の誕生日を迎えたスーパースターの人気は引退後、落ち着くどころか勢いを増し、関連本の出版ラッシュが続いてきた。

 8月15日付のオリコン「週間BOOKランキング」(スポーツ関連本ジャンル)で、『羽生結弦 SEASON PHOTOBOOK 2021-2022』(舵社)、『フィギュアスケートLife Extra アイスショー2022』(扶桑社)、『羽生結弦 2021-2022』(報知新聞社)がトップ3を独占したことも話題になったが、雑誌表紙から語録本、ムックに写真集まで、さまざまな形で書店を華やかに彩っている。そして本日12月7日も、ファンの本棚に並ぶだろう2冊が刊行された。

 『YUZURU III 羽生結弦写真集』(集英社)は、2014年ソチ五輪後の『YUZURU』、2018年平昌五輪後の『YUZURU II』に続く、人気シリーズの第3弾だ。2018年から2022年、羽生にとって激動の4年間の軌跡が収められており、競技写真はもちろん、エキシビジョンやアイスショー、練習中の姿も見ることができる。3大会連続の金メダルこそならなかったが、挑戦し続ける王者の姿を見せた北京五輪での勇姿は必見だ。写真は少年時代から羽生を追いかけ続けてきたフォトグラファー・能登直氏によるもので、深い関係性だからこそ切り取ることができた柔らかな表情も見逃せない。

 『KISS&CRY特別編集 羽生結弦―THE ONE―』(TOKYO NEWS MOOK)は、お馴染みKISS&CRYの特別編集によるスペシャルブック。これまでのフィギュアスケーターとしての活躍から、単独アイスショー「プロローグ」の詳細なレポートまで充実の内容で、ワイドピンナップに厚紙アルバムと、ファンなら持っておきたい一冊に仕上がった。

 これまでに数え切れないほどの関連本が出版されてきたが、それでも語り尽くせない羽生の魅力。しかもまだ28歳という若さだ。歴史に残るキャリアを築き、競技シーンから退いたあとにもかかわらず、「今後」に期待したくなる羽生結弦という存在は、来年にかけても出版業界を賑わせていきそうだ。

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